白髪があると実年齢より老けて見られたりして、あまり良いイメージはないですよね。
また、鼻毛にも白髪を発見することもあります。
鏡を見たときに白髪を発見してしまうとショックで気になって気になって…。
今回は、そんな方の為に、髪の毛や鼻毛に白髪が生える原因や対策の方法をご紹介します。
白髪が生えるのはナゼ!?
元々黒だった髪の毛の色素が無くなって白髪になったものだと思ってる人は多いのではないでしょうか?
実は私たちの髪の毛は元々黒色ではなくて、白髪なのです。毛髪の色というのはメラニン色素(メラノサイト)が影響しています。
メラニンを作っている細胞は、髪を生み出す毛母細胞にメラノサイトの働きが加わって黒色になります。このメラニン色素が何らかの原因で作られなくなると、毛髪は光に反射して白く見えるのです。
髪の毛は毛穴から生えていますが、その毛穴の中に毛母細胞とメラニン細胞がある訳ではありません。バジル領域と呼ばれる場所があり、そこで髪の毛の元となる細胞が生まれて育ちます。
その細胞が成長すると毛球部へと移動して、その時に毛母細胞とメラニン色素に分かれます。そして、毛母細胞が髪の毛を生み出して、メラニン色素と合成されて黒い色の髪の毛が毛穴から生えてくるのです。
白髪は目立ってしまうので、見つけたらついつい抜きたくなりますよね。
よく「白髪は抜くと増える」と言われていますが、それは「ウソ」です。白髪はメラニン細胞が減少や消失することが原因なので、白髪を抜いても増えることはないのです。
逆に抜くと毛穴が傷ついてしまい、傷ついた毛穴から健康な毛が生えなくなってしまいます。じゃあ、この白髪はどうすればいいの?と思うかもしれませんが、白髪を抜かずに目立たなくする方法がちゃんとあるんです。
それは、白髪を根元からカットすること。伸びてきたらまた目立つので定期的にカットするようにしてください。
特に鼻毛の場合は生えている場所がとてもデリケートなので、無理に抜こうとすると鼻血や細菌感染によって炎症を起こしてしまう可能性があります。
さらに、外からは見えない奥の鼻毛を切りすぎてしまうと、鼻毛の役割である汚れのフィルターとしての機能が無くなってしまうので、鼻毛の切りすぎには十分注意しましょう。
そして、頭髪の白髪の本数が多い場合は白髪染めなどの整髪料で染めましょう。必ず最初にパッチテストを忘れずに。頭皮を痛めてしまうと白髪や髪の毛のトラブルの原因になるので要注意です。
また日頃から頭皮マッサージをするのもオススメで、頭皮の血行が良くなって、細胞に栄養が行きやすくなります。マッサージは爪を立てずに指の腹で優しく行いましょう。
鼻毛に白髪が生えるのは年齢に関係がある!?
個人差はありますが、30代になると白髪が出てくると言われおり、鼻毛の場合は頭髪より早く白髪になりやすいようです。
白髪が出てくるのは、やはり加齢によるものがほとんどですが、鼻炎などで鼻の中の細胞がダメージを受けることでメラニン色素の機能が失われるのが大きな原因です。
特に女性は、女性特有のホルモンの影響を受けて、髪色が変わったり、白髪になりやすかったりします。
鼻毛に白髪が生える原因と対策
白髪は様々な原因が関係していると言われていますが、遺伝的な原因はまだ解明されていません。親に白髪が多かったり、若白髪だったりすると、その子供も同様の傾向があるようです。
基本的には鼻毛と頭髪に白髪が生える理由は同じですが、白髪になる一番の原因は「ストレス」。ストレス状態は血管が収縮して血行が悪くなり、自律神経も乱れやすくなります。
ストレスによって乱れた自律神経が、髪の毛の元となる細胞にダメージを与えているからだと言われています。
そして、白髪になる原因として「栄養不足」の場合もあります。
メラニン細胞は「チロシン」というアミノ酸から作られます。また、メラニン細胞を活性化させる効果のある「ヨード」も大切な栄養素です。このような栄養素が不足してしまうと、しっかりメラニンが作れなくなってしまいます。
牛乳やチーズなどの乳製品や、豆腐や味噌などの大豆製品などにチロシンが多く含まれており、昆布やひじき、ワカメなどの海藻類にはヨードが多く含まれています。
バランスのいい食事を取るために、これらの食材を意識して摂取するように心がけましょう。
さらに、不規則な生活習慣や喫煙が原因の可能性もあります。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる働きがあります。血管が収縮することで血行不良になり、白髪になりやすくなります。
白髪になりにくくするために、十分な睡眠や適度な運動、十分な食事でしっかり栄養をとることが大事です。
特にビタミンCやビタミンEなどは、毛母細胞の老化を防ぐ効果がありますので、食事でしっかり摂取したいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
白髪を見つけたら無理に抜こうとはせずに、普段からマメにカットしてケアするようにしましょう。