朝、目覚ましが鳴っているのになかなか起きれない。
起きてもまだ眠たい、体が重たくてだるい。気がつくと目覚ましが止まっていた。という経験がありますよね。
意思が弱いから起きれない。と人から言われることもあると思いますが、意思だけではなく、何が原因なのかをよく知ることが大切です。
今回は、朝が弱いのを克服するための方法をご紹介します。
朝が弱い人の原因と克服法
起きれない多くの原因は《睡眠不足》からなるものです。睡眠時間が足らないと、起きても体がだるい・頭が働かないなどあります。
人によって1日6時間、8時間、10時間と必要な睡眠時間が違います。忙しくても睡眠は削らずに、自分に合った睡眠時間を大切にしましょう。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の時間があります。レム睡眠という浅い眠りの時間に起きると、頭がぼーっとしたりすることもなくなります。
だいたい90分ほどで入れ替わりますので、3時間や6時間後にアラームをセットすると良いでしょう。
最近ではスマホのアプリでも、睡眠サイクルを感知してアラームを鳴らしてくれるものもあります。爆音で無理して起きなくても、心地よい音楽で目が覚めます。
夜型生活になっている方は時間ではなく、体内時計を意識しましょう。
体内時計が狂っていると、朝なのに夜だと体が勘違いして起きようとしません。体がだるく重たいということになります。生活習慣を変えることで改善ができます。
朝起きた時に、太陽の光を浴びるようにカーテンを開けておきましょう。
太陽の光を浴びることでリセットされ、体内時計を正常に戻します。体が朝になったから起きると反応するようになります。
起きてすぐに水を飲むのも効果的です。
毎日朝起きて水を飲むという行動を続けると、水を飲んだ時に体が活動をする時間だという習慣がつくようになります。
同じように朝食を食べることでも、体が活動する時間だという認識を持つようになります。
朝が弱い人は低血圧のせいって本当!?
「低血圧で朝起きれない」という言葉を一度は聞いたことありませんか?
高血圧と違って低血圧には国際的な基準値はありません。低血圧というのはめまいや冷え性、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経の乱れというのはストレスや生活習慣の乱れからなるので、低血圧ではなく「自律神経の乱れがあり朝起きれない」ということです。
自律神経の乱れがあると、質の良い睡眠は取れなくなります。まず、ストレスを和らげることです。
ストレスは簡単にはなくなりませんので、ゆっくりと落ち着ける時間というものを作ってみましょう。音楽を聞いてみる、軽く運動をする、読書をすることでストレスを溜まりにくくしてみましょう。
生活習慣の乱れを直すには、朝起きて、夜眠るということです。
携帯やパソコンのブルーライトも寝る前には浴びないように工夫しましょう。食事も就寝の3時間前には食べ終わっておきましょう。
病気で起きれないという場合もあります。起立性調節障害という病名で、小さなお子様がよく発症しますが、大人になってもその症状が続く方がいます。
起立性調節障害とは、脳は起きているのに体が眠っているというものです。上記の方法を試してみて改善されない場合は、医療機関に治療を受けに行くことも検討してみてください。
まとめ
普段の生活を朝と夜でメリハリのある過ごし方をすることが大切です。
毎日、同じ時間に起きることを習慣化して体に意識させましょう。休日の起床時間はいつもより2時間以上ズレないことを心がけてください。
寝具も自分に合っているのかを確かめてください。
就寝の1時間前には入浴を済ませておくと、体温が下がってくる時に脳や神経が落ち着き、睡眠の状態になります。
質の良い睡眠をすると、朝スッキリと起きれるようになりますので、起きることではなく、質の良い睡眠を手に入れるようにしてください。