芝生のあるお庭は素敵ですね。綺麗にお手入れが行き届いた芝生のお庭は憧れです。
芝生のお手入れの基本は「水やり」で、せっかくの芝生も水やりの頻度やお手入れの方法を間違ってしまうと、台無しになってしまいます。
そこで今回は、芝生の正しい水やりの頻度やお手入れ方法について徹底的に解説してみたいと思います。
芝生の水やりは毎日必要?
芝生の手入れの最も基本的なのは「水やり」です。
芝生は水やりの頻度や量が大切で、少なすぎれば水分不足で枯れてしまい、多すぎると間延びしてひょろひょろとした芝生になったり、病害が発生しやすくなったりするのです。
「芝生のお手入れって大変じゃないかな?」と思う方も多いとは思いますが、正しいお手入れ方法を覚えてしまえば難しくはありません。
芝生の水やりは、目土が白く乾いてきたらあげればいいので、毎日水やりをする必要はありません。
芝生は水分不足になると、葉が徐々に巻いてくるので、それをそのままにしてしまうと、葉の色が黒くなり葉の部分が枯れて「乾燥休眠」状態になってしまいます。
この状態になってしまうと芝生にかなりダメージを与えてしまい、回復までに時間がかかったり、回復しないこともあります。
日本芝の場合は、葉が巻いてしまう程度の乾燥であれば水やりをすることですぐに回復しますが、寒地型西洋芝の場合は、乾燥に非常に弱いので注意しましょう。
西洋芝は高麗芝などの日本芝よりも約1.5倍水やりが必要なのです。
芝生の水やりは季節によって頻度が違う!?
芝生の水やりの頻度は季節によって違ってきます。
夏場であれば2~3日に1回、春や秋であれば4~5日に1回程度で水やりをします。冬場は芝生が休眠期に入るため水やりはしなくて大丈夫です。
芝生のお手入れは水やりが大切ですが、水をあげすぎてもよくないので、「目土が白く乾いてきたら水やりのサイン」と覚えておきましょう。
また芝生の水やりは気温の低い午前中に行うほうが良いです。
気温が高い時間は地中の温度もかなり高くなっているので、その時間に水やりをしてしまうと芝生が蒸れて枯れてしまう恐れがあります。
ただし気温が低いからといっても夜に水やりをするのは良くないです。夜に水やりをすると、どうしても芝生が水に浸っている時間が長くなり、病害の原因になってしまうことがあるのです。
水やり以外の芝生のお手入れ方法
水やり以外の芝生のお手入れの基本は「芝刈り」「除草」「肥料」」です。
芝生はきちんと手入れをしないとすぐに雑草が生えてきたり、芝生がはげたりします。
青々としたきれいな芝生を保つには、芝生の手入れを続ける必要はありますが、そんなに難しいことではありません。
「水やり」「芝刈り」「除草」「肥料」の基本のお手入れをしっかり行っていれば、きれいな芝生を保つことができます。
◆芝刈り
芝生の成長に合わせてこまめに芝刈りをします。
高麗芝などの日本芝は、5~9月は月4回、春・秋は2~3週間に1度くらい。
また西洋芝は芝刈りに適した4~6月と10月~11月は月4回程度を目安に芝刈りをします。
こまめに芝刈りをすることで芝が密になるだけでなく、雑草が生えてくるのを防げるのです。
◆肥料
肥料は窒素、リン酸、カリウムが配合されたものを、芝生の成長する4月~9月に与えます。
肥料は均等にまき肥料を与えた後は、しっかり水やりをしてください。
◆除草
除草はこまめに手で抜くのが基本ですが、手で抜くのが無理な場合は芝生に使用できる除草剤を使っても良いでしょう。
まとめ
芝生の管理は難しくありません。
芝生と聞くとお手入れが難しいイメージがありましたが、基本さえしっかりしておけば、芝生がきれいな状態を保つことができます。
「庭を芝生にしてみたいけれど管理が大変かも?」と躊躇していた方も「芝生にしてみよう!」と決心出来たのではないでしょうか。