年上だけど部下な人って、ちょっと気を遣いますよね。仕事を教えるときも、仕事上の注意をするときも。
お祝い事でお金が絡むときなんかは、特に、迷ってしまうのではないでしょうか。
今回は、自分の部下で年上の人が結婚することになったら、お祝いはいくら包んだら良いのというテーマについて紹介します。
年下でも上司のご祝儀が3万円ではダメ!?
ふつう、会社の同僚へのご祝儀は3万円か5万円が相場と言われています。
あまりに大きい金額を包むといやみになってしまいますし、少なすぎても失礼にあたります。
それを踏まえて3万円か5万円ということになるのですが、どちらが良いかは、そのときの自分の立場と相手との関係性によって決まります。
たとえばあなたがその人の直属の上司なら、3万円で問題ありません。ですが、もし、社長とか、部長とかの立場にあるなら、それよりも多めに包むのが良いでしょう。
優秀なひとでしたら、20代後半で30代40代の部下がいることもあると思います。会社の規模によっては、20代の部長というのも珍しくありません。
もしあなたが20代にして部長で、結婚する本人が30代の社員の場合でも、会社の人間としてお祝いをするときには、相場の3万円よりも少し多く、5万円包むことをおすすめします。
相手は、もしかしたら、入社当時は先輩だった人かもしれませんが、ここは、今現在のお互いの立場を優先させるべきです。
というのも、入社時期や年齢の上下なんかは、私たちにとっては大事なことですが、新郎新婦の親とか外部の人から見れば、どうでも良いことというか、訊かなければわからないことなので、公式の場で意識してもあまり意味がありません。
対して、役職を持っているかどうかというのは、“あなたがどんなひとか”を示す、非常にわかりやすい指標なので、向こうもあなたをそういう目で意識して見ることになります(もらっているお給料も違うんだろうな…とか )
こういうところでお金のことをちゃんとしておくと、後々の印象までちがってくるので、いち出席者のご祝儀といえど、軽視できません。
いやみにならない程度に、お金は惜しんでほしくないと思います。
あなたは、年下であるにもかかわらず、上司として、普段、お客様に頭を下げたり、矢面に立っていろいろしてあげています。
そのあなたの頑張りはすばらしいものです。わずかなお金のために台無しになるようなことがあってはいけないと思います。
さて、あなたが、役職のない直属の上司である場合には、今書いたようなことは関係ありません。3万円で大丈夫です。
ただ、3万円という金額は決して少なくはないのに、他の人がみんな5万円を包んでしまったら、ひとりだけ3万円だと、なぜかあなたが「ちょいケチ」に見えてしまうという現象があります。
こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、結局、大切なのは周りとの兼ね合いであることがわかります。
一番良いのは、同じように招待されている会社の人に、いくら包むつもりかリサーチして、金額を合わせることですね。
年下でも上司の場合のご祝儀のおすすめの金額とは!
いかがだったでしょうか。
年上の部下が結婚するとき、年下の上司としてはいくら包んだら良いのか、については、
① 相場は3~5万円
② 直属の上司なら3万円でOK。
③ 役職のある上司なら5万円包もう。
という結論になりました。
それにしてもご祝儀って、けっこう高いですね。
女性はドレスアップの費用も必要ですから、結婚式に一回出るだけで軽く10万円は越してしまうというひとが、多いのではないでしょうか。
「ご祝儀貧乏」なんて言葉もよく聞きます。
普段べつに仲良くしているわけでもない相手にそこまで…という感じですが、こういうことをきちんとするかしないかで、あとの信頼や評価がちがってくることを思えば、けっして高いお金ではありません。
むしろ、お金のことで、ちゃんとすべきところで手抜きをして、人間関係を壊してしまうようなことが無いよう注意しましょう。
あとがき
他人から信用を得ることは、なかなかむずかしいことです。
日頃の努力が欠かせない上、一度でも違和感を持たれたら、元通りに修復することなどほぼ不可能に近い。
けれど、お金ならば、あげても取り返すことは簡単です。
ちょっと残業したり、高いお茶やごはんを我慢したりすればよいのです。
大したことはありませんね。