運動で疲れた後や
リラックスしたいとき、
サウナはおすすめです。
短い時間でたくさんの汗をかくので、
老廃物や疲労物質など、
身体の中の悪いものを
効率よく外に出すことができます。
今回は、サウナの基本と、
効率的な入り方についてご紹介します。
サウナでかく汗は老廃物が出るというのは本当か?
身体を温めることには
さまざまなメリットがあります。
とりわけ、
サウナのように高温の環境下で温められると、
身体の細胞は活性化され、
脈拍が上がって血管は拡張します。
その結果、
酸素の摂取量が増え、
血液の流れが良くなります。
運動後にサウナに入ると
疲れが取れると言われるのは、
上のようにして酸素の摂取量が増えた結果、
筋肉に溜まった乳酸が
効率よく分解されるためです。
つまり、
汗といっしょに疲労物質を
排出しやすくしてくれる効果が
サウナにはあります。
サウナに入ることは、
普通よりもちょっと体力を必要とします。
せっかく同じ時間と体力を使うなら、
効率よく汗をかきたいものです。
そのための方法を、
参考までにひとつご紹介します。
1 サウナに入る前
入る前に水分を補給します。
このとき、
スポーツドリンクのような、
糖分の入った飲み物は避けましょう。
糖分は体内の水分を吸収するので、
脱水症状を起こします。
お茶かミネラルウォーターを
飲むようにしましょう。
水分補給をしたら、
いきなりサウナ室にはいるのではなく、
まず身体を石けんで洗い、
表面の皮脂を落とします。
次に、
湯船につかって身体を湿らせ温めます。
こうして血行を良くすることで、
毛穴が開き汗が出やすくなります。
2 サウナ室に入る
さて身体を拭いたら、
いよいよサウナ室に入ります。
身体の表面に水分が残っていると、
サウナ室に入ったときに、
その水分で身体が冷やされ、
発汗がスムーズに行かない場合があります。
身体についた水分を
しっかり拭き取って、
かつ、タオルを身体に巻いてサウナ室へ入ります。
タオルを巻くのはエチケットというか、
出てくる汗をなるべく下に落とさないで、
自分で処理するためです。
3 サウナ室から出たら
もう一度水分を補給しましょう。
入浴前とちがい、
入浴後は汗といっしょに、
老廃物だけでなく、
身体に必要な塩分やビタミンも
いっしょに出てしまっています。
ですから、
今度はスポーツドリンクや
フルーツジュースを飲んでも大丈夫です。
むしろ飲むようにしましょう。
お風呂とサウナでの汗の量の違い
サウナは
低温のものと高温のもの、
湿度の高いもの乾燥しているもの、
いくつか種類があります。
日本で一般的なのは、
90度前後の低湿度サウナであると言われています。
40度前後のお風呂で汗をかくには、
20分くらい
じっと浸かっている必要がありますが、
サウナなら、
その半分の10分程度で
大量の汗をかくことができます。
サウナに入ると脈拍が上がり、
血液はポンプのように勢いよくめぐり出します。
血液がめぐるほど、
筋肉はやわらかくほぐれ、
肩こりや腰痛の解消にもつながります。
ただし、
このように半ば強制的に
血液の流れをよくすることは、
それだけ心臓に
負荷をかけているということでもあります。
若くて体力に自信のある方でも、
効率が良いからと言って、
あまり長い時間サウナ室にいるのは危険です。
一度に継続して入る時間は
10〜15分以内にとどめ、
複数回入る場合も、
休憩をはさんで3回を限度にしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
サウナの効能と、
効率的な入浴法についてご紹介しました。
サウナは、
短い時間ならば健康に良いですし、
ほどよく身体を疲れさせることで
安眠効果も期待できます。
女性やお年寄りにもおすすめです。
体調や好みに合わせて、
ぜひ、サウナを楽しんでくださいね。
ご参考になれば幸いです。