普段何気なく使っている、
デスクの上のパソコン。
短時間の作業なのに
なんだか肩や腰が疲れるなあとか、
すぐに肘が痛くなるなあと感じたことはありませんか?
それは、
ひょっとしたら、
デスクの高さが合っていないのかもしれません。
私は、家で、
子どもの頃から同じ勉強机を使用しているのですが、
それは、
本を読んだり紙に文字を書いたりするために
最適であるよう設計されているので、
大人になって、
パソコンで文字を打つことが
作業の大半を占めるようになると、
『低すぎて使いづらい』と
感じるようになりました。
パソコンを使うデスクには、
勉強机とはまた違った基準での、
適正な高さというものがあるのです。
今回はその点についてお話ししたいと思います。
パソコンデスクのおすすめの高さは?
パソコン用のデスクのおすすめの高さは、
ディスプレイの前に座った時の
目線の高さによって決まります。
当然のことながら、
一人一人身長や座高は違いますから、
デスク自体の高さに、
一律何cm が良いみたいな基準はないんですね。
デスクのちょうど良い高さの目安となるのは、
次の二点です。
・キーボードを打つ時の肘の角度が90度になる。
・目線よりも少し下にディスプレイが来る。
また、
高さとは直接関係ありませんが、
ディスプレイと身体との距離は40~50㎝以上離して、
なるべく重心が背中に来るように意識して座ると、
キーボードを打つ際、
首や肩、腰にかかる負担を軽くすることができます。
この基準に照らして
デスクが低すぎる場合は、
机の上に台を作り、
ノートパソコン本体あるいはディスプレイを載せて、
目線の高さを調節します。
都合の良い高さの台は、
普通のお家にはなかなかないと思うので、
同じ厚さの漫画雑誌を何冊か買ってきて、
台の代わりにしましょう。
厚さが違うと、
パソコンやディスプレイを置いた時に
斜めになってしまい、
不具合の元になりますので気をつけてくださいね。
そして反対に、
デスクが高すぎる場合も、
いつもディスプレイを見上げるような格好になって、
首や腰をいためる原因となりますので、
目線の高さをどうにかして調整しなくてはなりません。
そのときは、
デスクの方はもう変えようがありませんので、
椅子の高さを調節することで対応します。
以下、
椅子の高さの目安について見て行くことにしましょう。
正しい椅子の高さとは?
さて、正しい椅子の高さについてですが、
椅子の高さでたいせつなのは次の一点のみです。
すなわち、
背筋を伸ばして、
手をキーボードにまっすぐ伸ばしたとき
足が床にしっかりつく高さであること。
足が地面から浮いていると、
重心が安定せず、
パソコンに対して前かがみの姿勢になります。
そうすると、
頭が身体の中心よりも前へ出て来てしまい、
結果、首に負担がかかってしまいます。
デスクが高くて
椅子を高く調節しなければならない時に、
足が浮いてしまう場合は、
フットレスト(足置き台)を使いましょう。
木の台をはじめ、
低反発のクッション素材のもの等、
健康グッズとして売られているものもありますので、
お好みに応じて探してみてください。
自分の身長にぴったりの
机と椅子の組み合わせを、
既製の商品から探し出すのは至難の業です。
順番としては、
まずは好みの机を見つけて、
その机に対して低すぎない椅子を探すという風にすると、
失敗がないのでおすすめです。
というのは、
机に対して椅子が低すぎると、
キーボードを打つ際に肘が痛くなったり、
首や肩や腰によけいな負荷がかかったりして、
身体の調子まで悪くなります。
高い分には、
机の上に台を設置してディスプレイの高さを高くしたり、
フットレストを置いたりすることで対応可能だからです。
まとめ
いかがでしょうか。
高さの調節は慎重におこないましょうね。
ご参考になりましたら幸いです。