温泉や銭湯に行ったときに、
サウナを利用される方もいらっしゃると思います。
サウナには、
健康、美容、リラックス効果などがあるといわれています。
サウナは水風呂と交互に入る「温冷交代浴」を行うことで、
血流が増え新陳代謝がよくなるというメリットなどがありますが、
サウナの後の水風呂は、
入り方を間違えてしまうと大変危険なこともあります。
そこで今回はサウナの後の
水風呂の正しい入り方についてご紹介します。
サウナ後の正しい水風呂の入り方!
サウナは水風呂と交互に入ることで、
血管が拡張したり収縮したりすることによって、
血流がよくなり健康にメリットをもたらしてくれます。
しかし、正しい入り方をしないと良い効果は期待できません。
サウナの後に水風呂に入るときは、
いきなり水風呂に肩まで浸かってしまうのではなく、
ゆっくりと徐々に浸かります。
はじめは、かけ湯と同じように、
手足から胸まで少しずつ水をかけていき慣らしていきます。
水温に慣れたら腰まで浸かり、
1分くらいかけて、ゆっくりと胸まで浸かるようにしていきましょう。
この時水風呂に浸かるのは1分くらいにします。
水風呂にあまり長く浸かりすぎてしまうと、
身体が冷え切ってしまうのでよくありません。
水風呂が無理であれば冷水シャワーでも効果がありますので、
無理して水風呂に浸かる必要はありません。
サウナの効果的な入り方は
「サウナは5分」「水風呂は1分」を、
3回繰り返して行うと疲労回復や気分転換に良いです。
サウナ後の水風呂は入り方を間違えると危険!?
サウナの後に水風呂に入るのには、温めた体を一気に冷やすことで、
汗腺を刺激したり、血流をよくする効果などがあり、
健康にたくさんのメリットをもたらせてくれます。
が、その一方で、
サウナの後の水風呂の入り方を間違えてしまうと、
ヒートショックを起こす危険性もあります。
ヒートショックは、急激な温度変化により血圧が上下し、
心臓や血管にダメージを与えてしまう現象のことです。
サウナに入って体が温まり血管が拡張した状態から急に水風呂に入ると、
体が急に冷え血管が収縮します。
この時、急な温度変化によって血管の壁に圧力がかかってしまい、
脳卒中や心筋梗塞、不整脈などを引き起こす恐れがあります。
場合によっては死に至ることもありますので注意が必要です。
また、ヒートショックだけではなく、
脱水症状にも注意が必要です。
サウナでは、体内の水分が奪われてしまい、
脱水症状に陥りやすいのですが、
サウナの後にすぐ水風呂に入ってしまうと、
体がクールダウンされ、脱水症状に陥っていることに、
気づかないままになってしまうことがあります。
サウナに入るときは、
水分をしっかりとって入ることも大切です。
まとめ
サウナと水風呂に交互に入ることによって、
腰痛、高血圧、冷え性、肩こり、不眠症、
うつ病の改善など様々な効果が得られるといわれています。
しかし間違った入り方をしてしまうと、
ヒートショックなどが引き起こされる危険性も潜んでいます。
サウナの後の水風呂で、
ヒートショックや脱水症状を引き起こさないようにするためにも
「サウナ5分」
「水風呂1分」で「水風呂は徐々に水温に慣れてから浸かる」という
正しい入り方をすれば、
サウナの後の水風呂は健康に良い効果をもたらせてくれます。
また、正しい入り方で「サウナ」と「水風呂」を繰り返し入ることで、
交感神経と副交感神経のバランスを整え、
自律神経の乱れを整える効果もあるので、
ぜひ正しい入り方を実践してみてくださいね。
ただし、少しでも体調が悪いなと思ったら無理をせずに、
すぐにあがるようにすることも大切です。