振ってしまった炭酸飲料を開けたら、
「プシュー!」と中身が吹き出してきてしまった
という経験がある方も多いでしょう。
炭酸飲料はなぜか振ってしまうと爆発してしまいます。
夏の暑さで喉がカラカラの状態の時なんかには、
振ってしまったけどどうしても「すぐに飲みたい!」
けれど吹きこぼれるのがこわくて開けられない・・・。
そんな時がありますよね。
そんな時のために、
今回は炭酸飲料を爆発させずに開ける方法や、
爆発してしまう原理を紹介していきます。
この方法を知っている事で、
振ってしまった炭酸飲料を爆発させずに開けることができます。
非常に簡単な方法なので、
うっかり落としてしまってお困りの方は是非参考にしてみてくださいね。
炭酸飲料を振った時の爆発防止の方法!
炭酸飲料振ってしまった時に、
中身が吹きこぼれないようにするためには、
容器の周りを指でデコピンをする要領でコツコツとはじいていくと、
拭きこぼれを防止する事ができます。
この時、なるべく全ての箇所をコツコツと弾くことが出来るように、
全体的に行ないましょう。
振ってしまって、容器の内側についた泡を指でコツコツとはじく事で、
付着した泡を取り除くことが出来ます。
指ではじく以外にも、
容器を横にしてコロコロと転がすという動作でも同じような効果が期待できます。
10回~30回程度を目安にコロコロと転がすと良いでしょう。
他にも炭酸飲料の入ったペットボトルを首と肩の間に挟んだ状態で、
30秒ほど鼻歌や「うー」と声を出すという方法があります。
また、衝撃を与えずに放置しておく事で開ける時の爆発が防げます。
時間がある時には、この方法が一番簡単です。
大体20分~1時間程放置しておくといいでしょう。
開けるタイミングが不安な方は、
1日以上放置すれば安心して開けられます。
どの方法を試した時も開けるときは、
もしもの時を考えてゆっくり少しずつ開けるようにしてください。
炭酸飲料を振ったときに中身が吹き出す原理とは?
炭酸飲料を振ってしまうと中身が吹き出す原理は、
圧力を加えて溶けていた二酸化炭素が、飲料水を押し上げて飛び出すからです。
炭酸飲料は、圧力を加える事で、
二酸化炭素が飲料水の中に溶けている状態になっています。
振ってしまった時には、飲料水に溶けていた二酸化炭素(炭酸ガス)が、
泡となって容器から出ようとします。
その時に容器を開けてしまうと、
中身を押し上げ吹き出します。
振ってしまうなどの大きな振動によって容器の内側についた泡は、
弱い振動を与える事で、泡同士がぶつかり合うとなくなります。
なので、容器の周りをはじく、横にして転がすなどをして、
弱い振動を与える事で、
開けたときに中身が吹き出すということを防ぐ事ができます。
また、炭酸飲料の容器はペットボトルの場合、
炭酸用に丸い形状になっています。
四角い形状のペットボトルも見かけることがあるかと思いますが、
炭酸飲料には使用されていません。
炭酸ガスの圧力に耐えられるように外周を丸形にすることで、
平等に圧力が掛かるように工夫されています。
さらにデコボコが少なく、厚めで固いものを使用することで、
炭酸ガスの圧力での変形を防止しています。
ちなみに、炭酸飲料の炭酸が抜けてしまったという時には、
二酸化炭素のかたまりであるドライアイスを入れることで炭酸が復活します。
しかしドライアイスの入れすぎには、
注意が必要になります。
少しずつ様子を確認しながら、
入れていくようにしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
振ってしまった炭酸飲料の中身が吹き出す原理は
理解できたでしょうか。
炭酸水を振ってしまった時や、落としてしまった時には、
是非爆発防止の方法を試して
中身が吹きこぼれるのを回避してください。