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お葬式の服装マナーやお焼香のやり方|香典の金額はいくら必要?

投稿日:2017年5月7日 更新日:

20代も後半に差し掛かってくるとお葬式に参列することが増えてきます。お葬式に参列しなければならない状況は突然やってきます。普段は面識のない方や遠方の親戚、知人にも会うことでしょう。大人として、恥をかかないように必要最低限のマナーは心得ておき、ご遺族に失礼のないようにお葬式に参列する準備をしましょう。

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お葬式での服装のマナー

お通夜は、葬儀とは違います。本来お通夜は、連絡を受けてから慌てて駆けつけるものなので平服でも良い、また通夜前の弔問のように喪服だと死を準備していたと思われて逆に失礼とも言われていました。ですが、今ではお通夜のみに参列する人が増え、お通夜が故人との最後の別れの場になってきており、略礼装や喪服を着用することが一般的となっています。

お通夜とは違い、葬儀のときはきっちりとブラックフォーマルを身につけるようにします。このときに使う色は黒のみです。もちろんネクタイも靴下も靴も黒で揃える必要があるのは言うまでもありません。

ネクタイピン、結婚指輪以外の指輪、靴の飾り等の金具類は避けるようにしましょう。夏場に喪服はきついですが半袖はNGです。葬儀会場はほとんどの場合冷房が効いていますから我慢しましょう。和服も避けたほうが良いでしょう。

喪服の基本ルールは、遺族≧参列者ですので、葬儀や法事を通して「遺族・親族よりも格式が上の喪服を着てはならない」という決まりがあります。そして、最近では喪主や遺族も準喪服であるブラックスーツやブラックフォーマルを着ることが多いので、それよりも格上になる正式喪服は参列者は着ることはありません。

また、お葬式の場においては、殺生を連想させるような革製品や毛皮製品は身に着けてはいけません。

お葬式でのお焼香のやり方

お通夜や告別式が仏式の葬儀の場合は焼香があります。自分の宗教でするか葬儀の宗教でやるか迷うところですが、出来る限り相手の宗派に合わせることが多いようです。宗派、考え方によって焼香の仕方は若干異なりますので、自分の宗派のやり方で冥福を祈るのもマナー違反ではありません。

一般的な立礼焼香のやり方

1:順番が来たら後ろの人に会釈する

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2:焼香台の1~2歩手前で僧侶から遺族の順に一礼して焼香台の前に進む

3:遺影を見て一礼し、1歩前に出て左手にお数珠をかけ胸の高さで合掌する

4:左手は合掌の形のままで、右手(親指・人差し指・中指)で抹香を軽くつまみ額の高さにささげる

5:静かに香炉に香を落とします(宗派などによって異なりますが1~3回繰り返す)

6:遺影に合掌し冥福を祈る

7:前を向いたまま少し下がり、僧侶と遺族に一礼して席に戻る

一番初めに焼香をしないのであれば、喪主、前の人のやり方をよく見て、参考にして同じようにしたら大丈夫です。大きな会場では2、3人同時にお焼香することもあります。その場合は一緒にお焼香をした人たちと同じタイミングで霊前から去るようにしましょう。

また、線香をあげる葬儀の場合は、焼香台に置いてある線香を右手で1本持ち、ろうそくで火をつけて香炉にまっすぐ立てます。このときに、線香は振ったり、吹いたりして消すのではなく、必ず空いている手で静かに消すように気をつけましょう。

お葬式での香典の金額や渡し方

香典の金額は、故人が親戚関係にある場合は、10000円以上、親族以外の場合は香典は5000円ほど包むのが一般的です。親兄弟など近い人物の場合はより多く包む傾向があるようです。

多くは出せないが、少しでも力になればという気持ちで少額の香典を渡すのは避けたほうが良いです。通夜料理と香典返しで赤字になり、遺族にとっては負担となってしまいますので3000円以下は避けたほうが良いでしょう。

実際は付き合いの程度によっても包む金額は変わってきますので、分からない場合は身近な人に相談してみると良いかもしれません。

無地の香典袋は基本的にはどの宗教でも使えます。香典袋は香典の金額に合わせたものを選ぶのが作法ですので、高額になるほどのし袋もそれにあわせた高級感のあるものを使用するようにしましょう。基本的には一万円以上の場合は実物の水引きがかかっているものを選ぶと良いです。香典は、ふくさに包んで持っていくのがマナーです。

受付への渡し方は、受付で一礼して、「この度は、ご愁傷様です」と伝えます。ふくさから香典を取り出して、「ご霊前にお供えください」と言って渡しましょう。受付待ちの時に取り出すのはNGです。

まとめ

通夜やお葬式は滅多にないものですから、マナーで失敗したらどうしようと不安になるかもしれませんが、意外と誰も見ていないものです。この記事を参考に最低限のマナー理解して、過度な緊張をしないようにして参列するようにしましょう。

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