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2018年のお月見はいつ?由来と意味や楽しみ方をご紹介!

投稿日:2017年7月12日 更新日:


日本の秋の代表的な風物詩のお月見!月見団子をお供えして、月を眺め、食べる、という風習ですが、実際にお月見はいつにあたり、そしてどのような由来や意味があるのかというのを知っている人は案外少ないものです。

お月見は、旧暦の日付で決まるため、今の暦だと日にちは毎年変わることになります。今回の記事では、2018年のお月見の日程や、お月見の由来と意味、おすすめの楽しみ方をご紹介します。

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2018年のお月見はいつ?

お月見は、旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事で、この日を中秋の名月(十五夜)と呼んでおり、 お団子やお餅、ススキ、サトイモなどをお供えして月を眺めます。

旧暦は月の満ち欠けにより日付が決まるため、現行の太陽歴と日程が異なり必ずしも満月でもありませんし、十五夜とはよく聞きますが、必ずしも15日とも限らないのです。

近年の旧暦8月15日の日を見てみると、現行の太陽暦では以下の日になっています。

<旧暦8月15日にあたる日>

2015年 9月27日
2016年 9月15日
2017年 10月4日
2018年 9月24日
2019年 9月13日
2020年 10月1日

このように、中秋の名月の日である「旧暦8月15日」には1ヶ月ぐらいの差のばらつきがあります。今年2018年の中秋の名月(十五夜)は9月24日になります。

お月見で有名なのは十五夜ですが、ほかにも お月見をする夜がありますので、まとめてみました。

名称:十五夜(じゅうごや) 別名:中秋の名月
旧暦:8月15日
2017年:10月4日

十五夜の時期がちょうど農業の収穫時期ということもあって、豊作を月にお願いする行事としてお月見は全国に広がっていきました。月が見えるところに ススキを飾り、月見団子、さといも、栗、御酒(みき)などを供えて月を眺めます。

里芋などの芋類を供える風習があることから、別名「芋名月」と呼ばれたり、旧暦の 8月15日は、旧暦の 8月1日が友引に固定されているため、六曜で必ず仏滅になることから、俗に「仏滅名月」とも呼ばれることがあります。

名称:十三夜(じゅうさんや) 別名:後の月(のちのつき) 
旧暦:9月13日
2018年:10月21日

後の月とも呼ばれる十三夜は、日本独特のものです。現代ではない風習ですが昔は、十五夜の月と十三夜の月は両方ともに見るものとされ、一方だけしか月見をしないと片月見と呼ばれ、縁起の悪いことだとされました。

名称:十日夜(とおかんや) 別名:三の月
旧暦:10月10日
2018年:11月17日 

十五夜と十三夜が豊作をお願いしてお月見をしているのに対して、十日夜は豊作に感謝する意味がありましたので、農作物が不作の年は、豊作に感謝する目的の十日夜のお月見ができません。ですので、十五夜と十三夜と十日夜の三つの月を見ることを三月見といって、三月見ができた年は縁起が良いとされていました。現代では、十日夜には、お月見よりも秋の収穫祭が多く行われます。

お月見の由来と意味

元々は平安時代に中国から、「望月」という月を見る行事が伝わり、それを貴族たちが取り入れ月見のうたげを催すようになりました。日本の平安貴族たちは、月見といっても直接には月を見ずに、池や盃(さかずき)に映った月を楽しんだといわれています。

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さらに、江戸時代になるとそれが庶民に広がり、江戸時代の日本は、今よりも農家の人口がずっと多くて、ほとんどが農家だったと思ってもいいくらいの時代でしたので、庶民の間では収穫の時期と重なるために、「神様に対して今年の収穫を感謝し、来年の豊作をお願いする」という意味を持った信仰的な行事になっていきました。芋類の収穫のお祝いを兼ねているので、別名「芋名月」などとも呼ばれています。

お供え物にも、一つ一つに意味があり、お団子はお米の粉で作ったことから収穫への感謝や健康、幸福への祈りも表しています。お月見で飾られる定番のすすきですが、これは「神の依り代(よりしろ)」とされ、月の神様が宿ると考えられていました。

また、ススキには魔よけの意味もあり、お月見でお供えしたススキを軒下に飾ると1年間病気をしないとも言われています。そして、野菜や果物は、その年の収穫の感謝の表れとしてお供えします。

お月見の楽しみ方とは

月見台の用意

十五夜の夜は月を眺める舞台となる「月見台(つきみだい)」を用意し、じっくりとお月見を楽しみましょう。月見台とはお月見をする場所のことで、月を眺められる場所があれば、そこにお供えものを飾って、お月見の準備をしましょう。窓辺にテーブルを移動したり、庭やベランダを利用しても普段と違った雰囲気を味わえますね。

お供えものの用意

【月見だんご】

お馴染みの月見だんごは代表的なお供えものです。穀物の収穫に感謝し満月に見立てて、米を粉にして丸めて作ったのが月見だんごのはじまりです。一般的には丸ですが、関西には里芋のような形に餡をつけたものもあります。

<かたくならない月見団子の作り方>

材料:白玉粉・豆腐

・白玉粉と豆腐は同量もしくは少しだけ豆腐を多めに入れます。
・豆腐は水を切らず、かたさを調節しながら少量ずつ白玉粉と混ぜて練ります。
・耳たぶくらいのかたさになったら小さく丸め、沸騰したお湯でゆでれば完成。

【里芋やさつまいも、きぬかつぎ】

十五夜は別名、芋名月(いもめいげつ)といい、里芋などの芋類の収穫を祝う行事でもあります。秋の初物で作る「きぬかつぎ」は、十五夜には欠かせないお供え物です。

【旬の野菜や果物】

収穫に感謝し、旬の野菜や果物を供えます。葡萄などのツルものは、月と人との繋がりが強くなるという縁起のいいお供えものです。

【ススキ】

ススキを飾ると、いかにもお月見らしさがありますが、中には近所にススキが、はえているところが無いという方もいるでしょう。そうした場合にはススキにこだわらず、お月見らしさを演出できるような季節感のある飾りつけをしてみましょう。この時期はお月見用の切り花セットも売っています。庭に咲いている野草も活用して秋の七草や秋桜など、季節の草花で彩りましょう。

夕食・月見酒を楽しむ

用意ができたら、できるだけ部屋の照明を消し、和ろうそくやキャンドルを灯して、美しい月を眺めながら、月見の宴で食事や月見酒を楽しんで、デザートに月見だんごを楽しみましょう。みんなで月うさぎを探してみたり、月の話で盛り上がれば、ロマンチックな時間が過ごせます。

まとめ

お月見の由来や意味なんて中々知る機会がないですし、お供え物を用意してまでお月見をするのは、面倒くさいと思われるかもしれませんが、この行事を利用して、たまには違ったシチュエーションで家族で夕食を楽しむのも良いのではないでしょうか。

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