秋は気候も良く結婚式が多いブライダルシーズンでもあります。結婚式の日取りを決める時は、式場の空き具合や、二人の記念日や誕生月など色々な事情が絡んできますよね?もしそれが年に2回のお彼岸の日と重なってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
今回は、そもそもお彼岸に挙げる結婚式は縁起が悪いのか?また、お彼岸の結婚式の日取りや招待状についてのポイントについてご紹介します。これから挙式を控える方は参考にしてみてください。
お彼岸の結婚式は縁起が悪い?
そもそもお彼岸とはご先祖様に感謝をし、ご供養をするといった日本独特の習慣です。
●3月の春分の日(中日)を中心に前後7日間
●9月の秋分の日(中日)を中心に前後7日間
※春分の日と秋分の日は「中日」と言い、お彼岸は年に2回あります。
お彼岸には、お墓参りに行かれる方も多いので、縁起がわるいのかと気になるところですが、「喪中」と言うわけではないので、お彼岸に結婚式を挙げること自体は、「縁起が悪い、不謹慎、マナー違反」ではありませんし問題ないのです。
ただ、お彼岸にお墓参りをされている方も多いので、お彼岸に日取りが決まった場合は招待される方々に、事前に了承を得ておくとスムーズに予定を立てることが出来るでしょう。皆様に心から祝福してもらえるように、事前に出来ることはしっかり行いましょう。
結婚式の日取りをお彼岸にする時の注意点とは
結婚は本人たちだけのものではなく両家の問題でもありますので、日程をある程度決める前に、まず、お互いの両親の了承を得て、意見のすり合わせをしてから決た方が良いでしょう。お互いのご両親のうち、どなたかがお彼岸時期の挙式に関して強く反対された場合だけは、別の時期に検討し直したほうが良いでしょう。
また、高齢の方や、親族の中にはお彼岸のお墓参りを重んじる方や、気難しい方もいらっしゃるかもしれません。そのほか、住んでいる地域などではお彼岸の時期にお祝い事は避けるべきという風習の場所もあり、特に田舎ほど強い傾向にあります。その場合は、ご両親に相談するなどして、協力してもらうようにしましょう。
これから、長く付き合っていかなければならない親戚の気質なども、両親でないとわかりませんので、間に入ってもらい、アドバイスを受ける方が良いでしょう。
あとは出席して欲しい皆さんには早めに連絡して、結婚式がお彼岸時期になってしまったことに対してのお詫びの言葉を添えた招待状を送れば招待する人たちにも親族にも納得してもらうことが出来るでしょう。
お彼岸に挙げる結婚式の招待状はどうする?
お彼岸の結婚式は非常識ではないものの、年配の方を中心に気にされる方が多いのは事実ですので、やはりそこには配慮が必要です。招待状を送る際にも、改めてお詫びの言葉を添えましょう。
●他の日にずらせなかった事情
●忙しい期間に招待することになり申し訳なく思っていること
お彼岸の時期は通常時に比べ交通機関も混雑が予想されるので、遠方からお越しいただく方がチケットを入手しやすいように早目のタイミングで招待状をお届けするのがおすすめです。
また、帰省する計画やお寺さんの手配など前もって行われる方も多くいらっしゃいますので、タイミングとしては、結婚式の日から概ね3ヶ月ほど前には届くようにし返信期間を1ヶ月程度設けるようにしましょう。
また、結婚式当日にも、「お彼岸」にもかかわらず来ていただいたことへの感謝を伝えるようにしましょう。
まとめ
お彼岸に結婚式を挙げるケースは年々増加傾向にあり、非常識ということも、縁起が悪いということもありませんが、色々な考えを持っている人が多いのも事実です。一つ一つ確認をしながら、ご招待した方々にも喜んでもらえるよう、式の準備を進めていきましょう。