子供の成長を祝うイベントの七五三。
実家の両親や義理のご両親から、かわいい孫のためにということで、七五三のお祝いをいただくことがありますよね。それは、七五三の着物や洋服、お金だったりと、さまざまな形で協力してくれます。
いつも面倒を見てくれる両親が、孫の為にお祝いをしてくれた場合、ここは甘えてしまって良いのでしょうか?それとも、きちんとお返しをするべきなのでしょうか?
今回の記事では、いろいろ迷うことが多い両親への七五三のお祝い返しについてをご紹介します。
七五三のお祝いのお返しは両親にも必要?
基本的には、七五三でいただいたお祝いへのお返しは不要とされています。
理由は、七五三は親族で子どもの成長を祝う行事で、まだ収入のない子どもに対してお祝いをいただいても、お返しをする必要はなく、七五三参りのあとに開く食事会に招待することがお返しになるからです。
しかし子供が産まれると、一番お世話になるのは両親ですよね?当たり前のように甘えてしまいますが、いくら両親といえども、一般常識の範囲で、きちんと礼を尽くすようにしましょう。
また、いただいたお祝いに対して、口頭でのお礼だけや、お礼状だけでは気が引けるという方や、親戚に高額なお祝い金をいただいた場合などは、内祝いとして贈り物をするのも良いでしょう。
七五三のお祝いのお返しの相場とは
一般的な内祝いは、いただいた額の3割~半額とされています。いただいたお祝いと同額程度、またはそれ以上の金額をお返しすることは、「お祝いは迷惑です、受け取りません。」という意味になりますので注意しましょう。
もし、5万円頂いたら、2万円くらいですよね?でも、両親に内祝いといって、2万円の品を贈ったら、「そんなにお金を使わないで・・・」と、言われる事もあるでしょう。個人的には、1万円程度におさめた方が良いと思います。
また、お返しを贈るなら、お祝いを頂いてからなるべく早い時期が良いでしょう。時間が経ってから贈るのは、かえって失礼にあたりますので、お祝いを受け取ってすぐか、遅くても1~2週間以内に贈るのがマナーです。
もしすぐに用意できそうになかったら、お祝いを受け取ってすぐに、お礼の電話を入れておくと良いでしょう。
両親へのお返しのおすすめの提案
両親からのお祝いは、お金の場合もありますし、衣装や七五三の儀式の伴うものをサポートしてくれることもあります。出来ることならば、お祝いの場を一緒に共有できるような食事会などに招待をする方が喜ばれるでしょう。
また、遠い場所でなかなか会えない両親には、スタジオで撮影した子供の写真などを贈るのも喜ばれます。品物よりも、かわいい孫の写真が何より素敵なお返しなのかもしれません。また、おじいちゃん、おばあちゃんの為に一生懸命描いた似顔絵なども世界にひとつしかないもので大変喜ばれます。
お金をかけて買った品物では、娘からのプレゼントにはかなわないですね。
もし字が書けるのでしたら、お手紙を書かせて、晴れ着姿の写真と似顔絵を描かせて同封すると感動するくらい喜んでもらうことが出来るでしょう。
まとめ
基本的に七五三のお祝いのお返しは必要ありませんが、気になる時はご両親に気を遣わせない程度の物を贈ると良いでしょう。また、「お返しはいらない」と言われた場合などは、その好意に素直に甘えさせてもらうのが一番良いでしょう。
ご両親は、孫に会えるのが一番嬉しいことと思いますので、品物のお返しよりも食事会などで一緒にお祝いできることの方が喜んでもらえるでしょう。