これから結婚生活を始めようとするカップルは、独身だった時の生活を見直して二人での生活について新たに決めていく必要があります。
中でも、家計の管理についての話し合いは欠かせない項目でしょう。
結婚したらどちらかが主導権を握って管理するケース、共働きならそれぞれの通帳をそれぞれが管理するというケースもあります。
どちらも一長一短ですが、あなたがもし旦那さんにはお小遣い制でやりくりをしてもらいたいと考えているのなら、なぜそうしたいのかということを明らかにしておきましょう。
そうすることで、もしお小遣い制に反対されたとしても旦那さんを説得することができます。
ただし、あなたに折れる形でお小遣い制を導入してしまうと、この先の生活の節々で家計管理について旦那さんは不満を持つかもしれません。
二人の今後の生活を考えたとき、お小遣い制にどのようなメリットがあるかをきちんと伝えればきっと納得してもらえるはずですよ。
これから始まる二人の生活の柱となる家計。
しっかりとした基盤を結婚前に作っておけば、その後何十年と続く結婚生活を円滑にすることができます。ぜひ参考にされてみてください。
夫婦の懐事情!共働きの場合はどうする?
結婚後に専業主婦になる場合は、平日も時間があって銀行にも行きやすく、食料品などの買い物も頻繁に行くであろう妻が家計を管理する方がやりくりしやすいでしょう。
しかし、共働きの場合はどうなのでしょう?
共働きの家計管理の方法でおすすめなのは、以下の二つのパターンです。
一つは、妻の給料は全て貯金して、夫の給料で公共料金や生活費など全ての支出をまかなうという方法です。
この方法のメリットは、確実にお金が貯まるということ。将来に備えてしっかり貯金をしたいという夫婦にはおすすめです。
しかし、この方法だと夫婦が自由に使えるお金がとても少ないというデメリットもあります。お互いに働いていれば、飲み会などの交際費もかさむでしょうし、衣料品や化粧品なんかも買わなければなりませんよね。
自由に使えるお金が少ないことでお互いにストレスが溜まってしまうようであれば、この方法を続けていくのは難しいかもしれません。
二つ目が、夫婦お小遣い制です。
これは、二人の給料を一つの口座へまとめて、そこから公共料金や生活費、そして二人のお小遣いなど全てをまかなうという方法になります。
こちらは夫婦で一つの家計口座を管理するので毎月の支出が明らかになり、月々の貯金額は変動するものの、一定のお小遣いがあるという意味では気持ちに余裕ができるはずです。
しかし、決まった額のお小遣いでは足りないという月も出てくるでしょう。その時はもちろん相手へ報告しなければいけませんし、そうならないように欲しいものを我慢する必要があります。
お小遣い制が嫌だという男性は、この「自分で稼いだお金を好き勝手使えなくなる」ということが理由の場合が多いでしょう。しかし、これから夫婦になる限り、それは既婚者としての自覚が足りないと言えます。
これから何にどれぐらいお金がかかるのか、何のための貯金なのか、毎月どのぐらいのお金が必要なのか、改めて夫婦で話し合う場を設けてみてください。
お小遣い制の意外なメリット!
旦那さんが「自由に使えるお金が少なくなる」ということを理由にお小遣い制に反対しているのであれば、これから紹介するお小遣い制のメリットを伝えてみるのもいいでしょう。
一番のメリットは貯金です!
無駄な支出を減らすことができるお小遣い制。もし支出以外は全て自由なお金としてしまうと、毎日の暮らしは豊かになる一方で貯金はゼロということも。
これからマイホームの購入や子育てにかかる費用など、先を見据えてお金を管理することは夫婦として絶対に欠かせないですよね。
二つ目のメリットは、決まった金額の中でやりくりができるようになるということです。
独身時代は好き勝手にお金を使っても大丈夫だったので、あれこれ深く考えて買い物をするなんていうことはなかったかもしれません。でもお小遣い制は毎月自由なお金は限られています。
そうなると、ランチだって出来るだけ安いところで済ませたり、服もセールの時に買ったりと、自然と節約上手になるのです。これは家計全体の管理でも役立つことですよね。
どこを削ったらもっと貯金できるのか、できるだけ光熱費を安くするにはどうすればいいのかなど、お金の使い方にシビアになって、上手にやりくりすることができるようになりますよ。
三つ目のメリットは、お互いのお金の使い方に干渉しない、あるいは干渉されなくて済むということです。
お小遣い制だと、お小遣いの範囲内であれば自分の自由に使ってOK。一方、別々の通帳で管理している場合、もし平等に貯金ができていないと、相手が何にどれぐらい使っているかということが原因で喧嘩になることも。
お小遣い制なら自由に使っていいので、お互いにストレスがありませんよね。
まとめ
いかがでしたか?お小遣い制にはたくさんのメリットがあります。
いったん決めてしまった制度を途中で変更するというのはなかなか難しいもの。出来れば結婚前にきちんと話し合ったうえで、家計管理の方法についてもお互いが納得できるものを決めておきましょう。
そうすれば、これからの結婚生活、二人で同じ方向を向いて歩んでいくことができますよ。