豊田おいでん祭りは、愛知県豊田市で毎年7月に開催されるお祭りです。2018年で50回目を迎える豊田おいでんまつりですが、もとは1968年から始まった「豊田まつり」が起源となっています。この頃の豊田市といえば、街が吸収合併を繰り返していた時期で、さらに自動車で有名なトヨタ自動車が大きく飛躍した時期でもありました。
そして豊田まつりは、新しく街に引っ越してきた方や、昔から住まれている方たちの交流の場のお祭りでしたが、豊田まつりが20回を迎える頃になると祭りに対して、今一度、原点に立ちかえり見直してみようという話が持ち上がり、話し合いの末にお祭りは見直され、みんなで楽しく踊る「総踊り」も考案されました。
名称も「豊田おいでんまつり」として生まれ変わり、その頃から、お祭りの最終日に花火大会も開催されるようになりました。
フィナーレの花火大会は、約13,000発の多彩な花火が夜空を彩ります。そんな、豊田おいでん祭りの2018年の日程や見どころ、屋台の場所や花火大会の穴場など、豊田おいでん祭りのお祭り情報をご紹介します。
豊田おいでん祭りの日程と見どころ
豊田おいでん祭りは、市内の各地区において6月17日より、各地域の多目的広場や公園、駐車場などを利用して、土日を中心に「マイタウンおいでん」として開催されています。おいでん踊りは、市民が思い思いの振り付けと、趣向を凝らした衣装の踊り連で踊る市民参加型のお祭りで、より多くの人が楽しめるような内容になっています。
7月29日は、各地域で開催されていた、マイタウンおいでんから選抜された踊りのチームが魅せる踊りを披露し、おいでん祭りの総踊りとなる「おいでんファイナル」が開催されます。
お祭りのフィナーレを飾るにふさわしい「豊田おいでんまつり花火大会」は、全国屈指の花火師による創作花火や勇壮な手筒花火は芸術的で、最大の目玉となるメロディに合わせて打ち上げられる「メロディ花火」は感動的です。
フィナーレを飾る、夜空を埋め尽くすほどの花火が広がる、5基同時打ちのワイドスターマイン、地上30mの高さからのナイアガラ大瀑布は、ぜひ生でみてほしい、見ごたえ十分な迫力になってます。
打ち上げ発数は約1万3000発で、例年約36万人もの人出でにぎわいます。
<2018年の日程>
6月17日~7月15日
マイタウンおいでん
開催場所:市内各所
7月28日
おいでんファイナル 17:00~20:30
開催場所:名鉄豊田市駅東側一帯
7月29日
豊田おいでんまつり花火大会 19:10~21:00
開催場所:豊田市白浜町 矢作川河畔 白浜公園一帯
〒471-0022 愛知県豊田市白浜町
●名鉄豊田市駅から徒歩で約15分
●愛知環状線新豊田駅から徒歩で約17分
天候悪化の場合の順延はありません。
* おいでんファイナルと花火大会は、例年、7月最後の土曜日と日曜日の2日間の開催です(1日目:おいでんファイナル、2日目:花火大会)
豊田おいでん祭りの花火大会の穴場は?
例年、豊田おいでんまつりには花火見学を含めて、36万人もの方が訪れるそうで、花火大会も毎年、大変混雑します。花火が見やすいスポットとしては「白浜公園」が有名ですが、こちらは前日から場所取りができますが、地元の人達にすぐに良い場所は確保されてしまいます。
また、少し離れた場所から花火を見学するにしても、良い場所はやはり人で溢れてしまいますので、地元の方たちが穴場と呼んでいるおすすめスポットを紹介いたします。
◆矢作緑地川端公園 〒471-0074 愛知県豊田市川端町
矢作緑地川端公園は、花火も良く見えて、メロディ花火の音楽も聴こえます。公園には遊具もありますので、花火を待つ間はお子さんの遊び場には最適でしょう。混雑が少ないので、小さいお子さん連れの方に、おすすめの穴場スポットです。
◆桜城址公園 〒471-0024 愛知県豊田市元城町1丁目 元城町1-51
豊田信用金庫本店前にある桜城址公園は、園内はさほど大きくありませんが、あまり混雑もなく、花火はとても見やすいです。桜城址公園には遊具の他にも、トイレが設置してありますので、穴場としてはおすすめなスポットとなっています。
◆八幡公園 〒471-0022 愛知県豊田市白浜町 愛知県豊田市白浜町
そんなに人が集まらないのに結構良く見えるという隠れた穴場スポットです。
◆毘森公園 〒471-0035 愛知県豊田市小坂町1丁目41
毘森公園は、花火の打ち上げ場所より距離がある為に見える花火は小さくなってしまいます。混雑はしていないので、人混みを避けてゆっくり見たい場合はおすすめの穴場スポットです。
豊田おいでん祭りの屋台の場所
おいでんファイナルの屋台の出店場所
「おいでんファイナル」の会場は、名鉄豊田市駅東側一帯になりますが、屋台の出店場所としましては、例年、屋台広場として、挙母神社が利用されており、こちらに屋台が集まっています。
なお、年によっては、会場周辺の地元飲食店のお店の前など、挙母神社以外の場所に屋台が散見される事もありますが、そちらは不確実な部分がありますので、確実に屋台を見つけたい場合には、挙母神社に行くと良いでしょう。また、挙母神社の屋台広場の営業時間は、例年ですと、17時頃~20時30分頃で50店ぐらいの数の屋台があります。
花火大会の屋台の出店場所
豊田おいでんまつり花火大会の会場は、名鉄豊田市駅から東側に進んだ先にある、白浜公園周辺エリアになりますが、屋台の出店場所としましては、例年、屋台広場として、豊田スタジアム・八幡公園・スカイホール豊田が利用されており、こちらに屋台が集まっています。営業時間は、例年ですと、17時頃~21時頃で、200店ぐらいの屋台が出店されます。
なお、花火大会の屋台の出店場所も、年によっては、屋台は上記以外の場所に散見される事もありますが、やはりそちらも不確実な部分がありますので、確実に屋台を見つけたい場合には、豊田スタジアム・八幡公園・スカイホール豊田に足を運んでみて下さい。
まとめ
1日目のおいでんファイナルは、パレード形式で、誰でも踊りを楽しめる参加型のお祭りで、2日目の豊田おいでんまつり花火大会は、国内屈指の花火職人の技が見られます。
それ以外でも豊田おいでんまつりは、一般的なお祭りでよく見る様な屋台が出店される他にも、地元飲食店が臨時でお店の前に出店する様な屋台が見つかる事が特徴です。この辺りならではと言える、五平餅が出店されている事もありましたので、美味しいグルメも食べながら夏のお祭りを楽しみましょう。