奈良公園といえば「鹿」で有名ですが、春は桜がキレイに咲き、秋には鮮やかに色付いた紅葉を楽しむことが出来るスポットもたくさんあります。
奈良公園は東西に4㎞、南北に2㎞に広がる敷地はおよそ660ヘクタールで、東京ドーム141個分の広さがあり、ゆっくりと紅葉を楽しむことが出来ます。
今回の記事は、そんな広大な奈良公園の紅葉の見ごろの時期と混雑状況やライトアップ情報などをご紹介していきます。
奈良公園の紅葉の見ごろは?
奈良公園では紅葉する木の種類が複数あり、見ごろの時期がずれながら色付いていくので、他のスポットよりも長めに紅葉を楽しめるのが特徴です。色付き始めが10月下旬から始まっていき、見ごろは11月上旬~12月上旬くらいとなっています。
<奈良公園>
紅葉する木の種類:ナンキンハゼ、モミジ、イチョウ、サクラ
住所:奈良県奈良市芝辻町543
問い合せ:0742-22-0375(奈良公園事務所)
<アクセス>
電車
JR奈良駅から市内循環バスに乗り「大仏殿春日大社前」下車すぐ
近鉄奈良駅から徒歩で5分
車
第二阪奈有料道路終点(宝来ランプ) から約15分
名阪国道天理ICから約20分
駐車場
県営登大路駐車場(1日/1000円)
※近隣に民間有料駐車場あり
<奈良公園の紅葉スポット>
水谷神社
水谷神社は春日大社の北側にある神社で、その裏側を流れる水谷川にかかる朱色の水谷橋があり、そこを渡った先には藁葺き屋根の茶屋があります。茶屋と色付く紅葉は、奈良公園の中でも有名な紅葉スポットです。
大仏池
東大寺大仏殿の裏手にある大仏池は、11月上旬~中旬頃になると、木も地面も真っ黄色に染まり幻想的な光景を目にすることが出来ます。池の周囲の木々の紅葉と東大寺を望めることから絵はがきにもなっています。
吉城川
吉城川は、夜景で有名な「若草山」と「春日山」の間から東大寺の南を流れている小川で、川沿いには、もみじ並木もあり見事な紅葉を楽しむことができます。
手向山八幡宮
東大寺大仏殿を東に行くとあり手向山神社とも言われ、こちらは昔から古今和歌集にも謳われているぐらい綺麗な紅葉を楽しむことが出来ます。
奈良公園の紅葉シーズンの混雑状況
奈良公園の紅葉シーズンは、11月中旬の七五三の前後の土日が一番混雑しますが、奈良公園は敷地が広大ですので、訪れた人は分散しやすく、他の紅葉スポットとは違い最盛期でも人が多くてストレスを感じるということはありません。
どこを歩いても驚くほどゆったりとした感じを与えてくれますので、人混みが苦手な方やゆっくりと紅葉を楽しみたい方にはおすすめの場所でしょう。
ただしシーズンの休日や連休などは周辺道路や駐車場は大混雑しますので、電車やバスを利用して向かう方が無難です。休日に車で行くのであれば、9時頃には到着して駐車場を確保した方が良いでしょう。
16時~18時頃の帰り道も大変混雑しますので、その時間帯は避けて行動するか、駐車する際に中心地から少し離れた場所に車を停めて、そこから公共機関を使って奈良公園に向かうのもおすすめです。
奈良公園のライトアップ情報
奈良公園では紅葉の時期だけでなく、通年(東大寺は夏季のみ)興福寺五重塔、猿沢池、浮見堂、春日大社一の鳥居、奈良国立博物館の仏像館、仏教美術資料研究センターなどの重要な建造物等を中心にライトアップを行っています。
紅葉のためのライトアップではなく、建造物へのライトアップなのですが、紅葉シーズンになると木々も一緒に照らされるので、夜も紅葉を楽しむことができます。歴史を感じさせるような幻想的な雰囲気に包まれます。
時間:19:00(9月は18:00)~22:00
まとめ
関西の紅葉といえば京都が有名ですが、奈良公園も紅葉のキレイな場所が多いです。その割にはどの場所も、あまり混雑することなくゆったりと見る事が出来ますので、のんびりと紅葉を楽しみたい方には奈良公園は、おすすめの場所でしょう。