ピアノを久しぶりに弾いてみようかなと開いてみたら
鍵盤が黄ばんでいた!
普段のお手入れを
しっかりしていなかったと後悔してしまいますよね。
黄ばんでしまった鍵盤も
材質によって掃除の仕方が異なります。
まずは自宅のピアノの白鍵がどの材質なのかを調べてみてください。
ただし、自宅で綺麗に白く戻せる種類は限られています。
自宅で掃除をすることによって、
鍵盤を劣化させてしまう恐れがあるからです。
種類別にご紹介しますね。
ピアノの黄ばんだ鍵盤を白くする方法は⁉︎
ピアノの白鍵は4種類の材質があり、
象牙・アクリライト・セルロイド・人工象牙となります。
経年劣化によって黄ばむのは象牙とセルロイド、
手が汚れたまま使用して黄ばむ人口象牙です。
古いピアノだと象牙の鍵盤もありすよね。
経年劣化の象牙の白鍵は
黄ばむものだと認識しておきましょう。
汗が象牙鍵盤の気泡に染み込むため、
黄ばんでいきます。
象牙はクリーナーなどもなく
使用した後にサッと拭き取ることしかできません。
象牙の白鍵を使用ならば、
長年ピアノを使用している証ともいえます。
どうしても気になるという人は白くする方法はあります。
象牙の白鍵は過酸化水素水を用いて漂白し、
磨くことで白さを取り戻すことができます。
セルロイドと人工象牙の白鍵は
多少なら研磨することで綺麗にはなりますが、
完全に白くするには鍵盤を貼り替えなければなりません。
鍵盤の貼り替えとなると費用もかかってしまいますよね。
普段のお手入れが必須だということです。
象牙の白鍵だったら漂白なので自宅でできるのでは?
と考えたかもしれませんが、
なかなか難しいということをお伝えしておきます。
まず漂白するためには
鍵盤を外すところからしなければなりません。
そして使用するクリーナーによって
鍵盤を溶かしてしまう恐れもあります。
調律師さんにお願いするという方法が一番安全といえます。
ピアノの鍵盤のべたつきや汚れを落とすには⁉︎
ピアノは汚れてしまってからでは
自分で綺麗にするのは難しいということです。
鍵盤は手が触れる場所なので
最も汚れがつきやすくなります。
普段のお手入れをこまかくすることをおすすめします。
普段の軽いお手入れなら
柔らかい布で乾拭きするだけで大丈夫です。
汚れが目立つ場合は、水で濡らした布をよく絞って
拭きとり乾いた布で乾拭きします。
洗剤やウェットティッシュなどはアルコール分が含まれているため、
変色やひび割れの原因になります。
使用しないようにしましょう。
白鍵だけではなく黒鍵も拭くようにしてくださいね。
拭き忘れやすいのが白鍵の手前や黒鍵の側面ですので、
そちらも忘れず拭きましょう。
なかなか落ちない汚れには、
専用のキークリーンを使用することで汚れが落ちます。
ただ、象牙や人工象牙の鍵盤には
使用できないので注意してください。
お手入れをする際にはピアノ専用のものを用意しくださいね。
専用のものを使用しないと、
ピアノを傷めてしまう可能性もあります。
まとめ
ピアノを弾く際には、
手を綺麗に洗ってからということを心がけて、
常に拭き取るということを徹底するこで
黄ばみは抑えられます。
鍵盤専用の布を近くに置いておくと
すぐに使用することができますよ。
鍵盤がひび割れ等してしまっては使えなくなりますので、
お手入れは充分に注意して下さい。
使わない期間があってもピアノを開いて
風を通すなど気にかけておきましょう。
ピアノは湿度があれば故障もしやすくなってしまいます。
部屋を適切な温度に保ち、
湿気や乾燥からピアノを守るようにしてくださいね。
定期的に調律することでいつまでもピアノを弾くことができます。
調律も1年に1回することをおすすめします。