指輪が抜けなくなってしまったときって、けっこう焦りますよね。
指に入ったんだから抜くこともできそうなものですが、人間の身体には“血行”とか“むくみ”というものがあって、指輪をしている間に指の太さが変わったりしちゃうんですよね。
指輪が抜けなくなったときは消防署へ行くと、工具を使って取れなくなった指輪を切断してもらうことができます。
今回は指輪が抜けなくなったときに、消防署で切断してもらう際の費用やかかる時間について紹介したいと思います。
消防署での指輪の切断費用は?
外れなくなった指輪を消防署で切断してもらう場合の費用は無料です。
それも、24時間いつでも受け付けてもらえます。
ピンキーリングのような小さい指輪でも大丈夫です。
指輪のことなら専門店へということで、宝石店で切断してもらうという人もいます。
ただし、こちらは無料でしてもらえるとはかぎりませんし、当然のことながら、お店が開いている時間しか受け付けてもらえないという問題があります。
指がうっ血して変な色になってきているとか、痛みがひどいなどの緊急度が高いときには消防署にお願いするのが良いでしょう。
どちらで切ってもらうにせよ、指輪を切断するには「リングカッター」という特殊な工具が必要です。
これが無いところでは、切ってもらうことができません。
消防署にはたいてい用意されているはずですが、行く前に念のため電話をかけて、『リングカッターが置いてあるかどうか』の確認をしておきましょう。
消防署で指輪を切断する時間はどれくらい?
消防署に行ったら住所や氏名、連絡先などを記入するよう求められますが、あとは特に難しい手続きは必要ありません。
すぐに指輪をカットしてもらうことができます。
所要時間は5〜10分くらいで、すぐに終わります。
どんなに手間取っても、30分以上かかることはないでしょう。
指輪の切断というと怖いことのように聞こえますが、実際は案外簡単に、あっさりと終わってしまいます。
ただし注意点として、消防署は切った後の指輪の修理のことまでは考えてくれません。
切り離すことが目的なので、たとえば指輪の内側に記念の刻印があったとしても、“そこを傷つけないように上手に切って”みたいな注文は受け付けてもらいないことが多いです。
消防署で切ってもらえば費用は無料で済みますが、切り方はやはりどうしても荒くなってしまいます。
修理代が高額になる、あるいは修理不可能になるというケースも少なくありません。
消防署以外での指輪の切断
とにかく外れればいい、外した後の指輪は捨てる、というのでなければ、つまり切ったあと修理をして、また指輪として生き返らせたい気持ちがあるならば、消防署よりもジュエリーショップへ持って行かれるのがおすすめです。
ジュエリーショップでは、リングカッターというリングを切断するための道具がすでに用意されています。
また、ジュエリーショップならば、指輪の命も人の命のように扱います。
同じ切るにしても、そこからまた元の指輪に戻れるように切断する箇所や切り口を工夫してくれるのです。
修理することを考えるなら、また緊急度がそれほど高くないならば、ジュエリーショップに持ち込まれるのが良いでしょう。
しかし、デザインや素材によっては、できないと言われるものもあります。
例えば硬い素材、ハードプラチナなどは刃が入らないので物理的に対応できないんです!
リングカッターは指と指輪の隙間から刃を通して指輪を切断するものですが、指側に刃が当たらないようになっているので安心してください。
ジュエリーショップの指輪切断の費用は?
もしジュエリーショップで指輪の切断をするとしたらだいたいですが無料~数千円というところが多いです。
しかし、そのあとの修理やケアなどを考えると、その部分はもちろん別途料金になってきます。
切断するだけなら数千円で済みます。
もし通っているところ、顔なじみなら無料ということもけっこうあるようですよ!
ジュエリーショップで切断した指輪は修理できる!?
切断してしまった指輪は、素材によっては修理できます。
どうしようもないデザインや素材は対応できず処分もあり得ますが、ちょっと違った形状やデザインに変わることも考えられますが修理は可能なんです。
特に通常でよく使われるプラチナ、ゴールド系はもともと加工しやすいものなので修理できることが多いのです!
それを考えると切断もジュエリーショップが安心のような気がしますよね!
指輪が抜けなくなったらまず試して欲しいことは?
まず指輪が抜けなくなったら切断する前に、自身でできることは全てやりつくしてからにしましょう。
切断となると壊すことになるので一度原型がなくなります。
なので、できることは全てしてみてほしいのです。
まずはむみをとってみましょう。
手をグーパー運動してその後ハンドマッサージを行います。
20分くらい経過したらハンドクリームをつけてずらしながら外してみてください。
①指輪を傾けながらずらして外す
第二関節を少しだけ曲げて、反対の手で指輪をつまみます。
そこから少しだけ植えに引っ張りながら指輪を左右に動かしてずらしていくようにして外してみてください。
②石鹸を付けて外す
指と指の間に石鹸をなじませて指輪を回してみたり、ずらしてみたりしながら根気よく滑らせる状態をつづけてタイミングをみて外し下さい。
また石鹸が一番滑りやすいのですが、ハンドクリームやオイルも代用可能です。
③指に糸を巻き付けて外す
糸を指に巻き付けて指を細くして植えにずらしていきましょう。
やり方は、指輪と指の間に糸を通して第一関節当たりまで糸を巻き付けていきます。
そして指輪をくるくる回しながら糸の上をすべるようにして外してください。
上記の方法を試しても外れなければ、切断となります。
まとめ
指輪が抜けなくなったときに、消防署で切断してもらう方法と注意点についてご紹介してきました。
切断の費用は無料で、24時間受け付けてくれます。
事前に消防署に電話をかけて、指輪を切るための専門の工具「リングカッター」が置いてあるかどうかを確認しておくと安心です。
もしも、切ってもらったあと指輪を修理する予定があるなら、消防署よりもジュエリーショップの方が上手に切ってくれるのでおすすめです。
修理できないこともあるのですが、通常のプラチナ、ゴールドであれば修理できる確率が高いのです!