日本には、1月7日の人日の節句に七種類の野草を入れたお粥を食べて、
邪気を払い無病息災を願うという風習があります。
春の七草は、昔の呼び名で呼ばれているので、
覚えるのが少し難しいですよね。
最近では、スーパーなどに七草セットとしてまとめられて販売されているので、
七草粥は食べるけれど、
七草がなんなのかは知らないという方も多いのではないでしょうか。
春の七草が試験に、
出るので覚えたいという方もいるでしょう。
今回はそんな春の七草をすぐに簡単に覚えたいという方のために、
春の七草の覚えやすい覚え方をご紹介していきます。
お子さんに春の七草の覚え方を聞かれて、
どう教えたら覚えやすいだろうかと悩まれている方も是非参考にしてみてください。
春の七草の覚え方!歌で順番を簡単に覚えられる方法
春の七草は、5・7・5・7・7と短歌のように区切り、
リズムに乗せて覚えるのが覚えやすいです。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、
ホトケノザ、スズナ、スズシロの順番で覚えます。
【覚え方】
「セリ・ナズナ」(5)
「ゴギョウ・ハコベラ」(7)
「ホトケノザ」(5)
「スズナ、スズシロ」(7)
「はるのななくさ」(7)
というように、5・7・5・7・7と短歌形式にして覚えるといいです。
語呂が良く、聞こえがいいので覚えやすいです。
一度完璧に短歌形式で覚えてしまえば、
なかなか忘れないというのも良いところです。
また、文字の数を数えながら、
合っているかどうかを確認出来るというのもおすすめする理由になります。
お子さんによっては、親子で一緒に楽しく覚える事のほうが、
一人で覚える事よりも覚えやすいという子がいます。
両親の子供の時には「こうやって覚えたよ」や
「小さい頃に春の七草を集めにいったよ」など、
両親の子供の頃のエピソードなどを語るのも、
印象に残り覚えやすいでしょう。
セリは、スーパーや八百屋さんで販売されていることが多く、
ご存じの方も多いでしょう。
お浸しなど調理されたものを想像する方もいるかも知れませんね。
ナズナはペンペン草のことです。
道ばたや公園、河原などで散歩に際に、
見かける機会もあるのではないでしょうか。
ゴギョウ、とハコベラ、ホトケノザは、
もしかしたら七草粥に入っているものや、
春の七草として販売されている以外に、
見たことがないという方もいるかも知れません。
目にしていても、それが春の七草の一つだと気付かない事もあります。
お店でよく見かけて、認知度が高いのはスズナ、スズシロです。
スズナは、かぶのことで、スズシロは大根のことです。
春の七草と秋の七草の違いは?
春の七草と秋の七草では、七草の種類が違います。
秋の七草は、
ハギ、キキョウ、クズ、フジバカマ、
オミナエシ、オバナ、ナデシコの七種類になります。
秋の七草も短歌形式で覚えることが出来ます。
【覚え方】
「ハギ・キキョウ」(5)
「クズ・フジバカマ」(7)
「オミナエシ」(5)
「オバナ・ナデシコ」(7)
「あきのななくさ」(7)と覚えると良いです。
春の七草は食べる事を、
秋の七草は観賞を目的に選ばれています。
秋の七草の中にも食用のものがありますが、
基本的には見て楽しみます。
秋の七草は、春の七草のように集めて何かをするのではなく、
秋の七草を見て秋を感じるというものになります。
まとめ
いかがでしたか?
現代では言い慣れない呼び名ですが、
短歌のように覚えることで、
記憶しやすくなるのではないでしょうか。
それでは、覚え方を参考にして
春の七草を簡単に覚えてみてください。