南禅寺は足利義満の時代には、五山制度の中で京都五山、鎌倉五山を超える「五山之上」という禅宗寺院最高の寺格の寺院です。正門の南禅寺山門では、歌舞伎の「楼門五三桐」の舞台となっており、石川五右衛門が楼上から「絶景かな、絶景かな」の名セリフを歌った場所で有名です。
南禅寺のもみじの種類はカエデで、紅葉シーズンには広大な境内の約300本ものカエデが真っ赤に染まります。また、南禅寺の塔頭、天授庵ではライトアップも実施していて昼間とは違った雰囲気の光景が楽しむことが出来ます。
この記事では、南禅寺の紅葉の見ごろの時期とライトアップ情報や混雑状況などを紹介します。
南禅寺の紅葉の見ごろ時期
紅葉の見ごろの時期は、11月中旬~12月初旬です。
<南禅寺の拝観時間>
南禅寺境内
拝観自由
方丈庭園・三門・南禅院
3月~11月:8:40~17:00(16:40受付終了)
12月~2月:8:40~16:30(16:10受付終了)
天授庵
3月1日~11月14日:9:00~17:00(16:40受付終了)
11月15日~2月28日:9:00~16:30(16:10受付終了)
拝観料
南禅寺境内:無料
方丈庭園:大人500円/高校生400円/中学生・小学生300円
三門 :大人500円/高校生400円/中学生・小学生300円
南禅院 :大人300円/高校生250円/中学生・小学生150円
天授庵 :大人400円/高校生300円/中学生・小学生200円
住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町86
問い合せ:075-771-0365
<アクセス>
電車
東西線「蹴上」駅下車、徒歩10分
バス
JR京都駅から市バスA1のりば(5系統)へ
5系統の銀閣寺・岩倉ゆきのバスで、「南禅寺永観堂道」下車、徒歩10分
車
京都東インターより三条方面へ約6km
駐車場
有り/2時間以内1000円、その後1時間毎に500円
南禅寺の紅葉のライトアップ
南禅寺の塔頭(たっちゅう)の天授庵では、夜間特別拝観のライトアップが行われ、庭園がライトアップされます。普段は本堂に上がることが出来ないのですが、この期間だけ本堂から紅葉を鑑賞することが出来ますので、外から見るのとは、また違った紅葉を楽しむことができます。見どころは枯山水の本堂東庭と、池和泉回遊式の書院南庭の2つの庭園となっています。
日程:11月15日~11月30日
時間:17:30~21:00(20:45受付終了)
料金:大人500円/高校生400円/中学生・小学生300円
南禅寺の紅葉の混雑状況
紅葉シーズンは、京都市内の観光名所はどこにいっても大混雑ですが、南禅寺の境内はとても広く、たくさんの紅葉スポットが散らばっているため、京都の他の観光名所と比べるとストレスを感じるほどの混雑にはなりません。
天授庵のライトアップは、入場までは少し混雑することが多いですが、時間を区切っての入場ですので、境内に入ってしまえばそれほど混み合うこともなく、落ち着いて紅葉を鑑賞することが出来ます。
まとめ
南禅寺では、京都らしい情緒に溢れた紅葉を比較的ゆっくりと楽しむことが出来ます。また、参道には湯豆腐店が並んでおりグルメにおいても南禅寺は名所です。
南禅寺の紅葉を楽しむついでに、人気の紅葉スポットの清水寺に向かうのも良いでしょう。京都の紅葉を楽しみたいと思っている方は、近くに人気の紅葉スポットもたくさんある南禅寺を訪れてみてはいかがでしょうか?