「省エネ」「節電」ムードの高まる昨今ですが、
やっぱり生身の人間ですから、きっと胸の内はみんなこう思っているはず。
「暑いものは暑い!!」
ましてやエアコンの故障というアクシデントも、
いつ起こるかわかりません。
そんな時も慌てずに。
苦しい時ほど知恵が湧く。
お金をかけず、できればエコも気にしつつ、
「イマドキ」の納涼を探ってみましょう。
夏に無料の涼しいスポット5選
まずは「屋内」編です!
定番はやっぱり「図書館」
無料で利用できるのはもちろん、
「本を読む」という時間、最近とってますか?
日々の喧騒を離れて、静かに思慮を深める時間も乙なものですよ。
にぎやかな場所が好きなら、
もちろん「デパ地下」
食料品売り場が閑散としていることって滅多にないです。
時間帯が良ければ、試食巡りで小腹も満たされましょう。
大きい街なら「区役所(市役所)」などの行政施設。
最近は休憩所もカフェコーナーのように
居心地良さげに工夫されている所も増えていますよ。
ちょっと郊外なら巨大な「ショッピングモール」
お店を見て回るだけでも楽しめる人にはもってこいですね。
但しゆっくりできるスペースは、意外と少ないかもしれません。
どうせ涼むなら、大勢集まった場所でみんなで涼めば、
戸別にエアコン回すよりトータル的には「省エネ」になるはず。
屋内ばかりが涼む場所にあらず!
しかしながら屋内施設は当然敷地面積も決まっていますし、
だいたい人は同じことを考えています。
つまり、結局人で込み合って暑苦しい。
それがイヤな人も大勢いますよね。
そんな人にオススメが、いっそ「山」へ行こう!
「木陰の涼しさ」を体験したことありますか?
私が以前、真夏の野外仕事で、
日本の最高気温記録を更新したY県某所へ行った時のこと。
熱中症覚悟で太陽を遮るものもない田んぼのあぜ道を
ひたすら歩いていくうちに、ふとした所で小さな木立ちが。
通り過ぎようとして横切ったその木の陰のなんと涼やかなこと!!
建物などの人工物でできた「日陰」なんかとは全く異質の涼しさでした。
暑い季節に、森や山へキャンプに出掛ける人の気持ちがやっと分かりました。
例え気温が38度あったとしても、
木が生い茂る森にクーラーは必要無い。
なぜ山かというと、コンクリートやアスファルトに囲まれた
都市部の表面温度は異常に高くなります。
これは高温の物体からは強い赤外線が輻射されるためといわれます。
気温とは別に熱いものが近くにあれば暑くなるのは当然です。
ですから、コンクリート等に囲まれていない小高い山でも
輻射熱の影響も少ないでしょう。
登って噴き出る汗などかえって爽快なぐらいです。
それに植物から排出されるフィトンチットという物質は
自律神経を整える効果があり、
「森林セラピー」を勧める活動も近頃よく見受けられます。
暑くて寝苦しい毎日の睡眠不足にも効果テキメン!
日本は山の国。
少し郊外へ出れば山はいくらでもあります。
交通費もエアコン代と思えば、大した差にはなりません。
夏にクーラーを使わずに涼しい部屋にするには!?
さて外で涼しさを満喫できたとしても
家に帰らないわけにもいきません。
エアコンの使えない我が家。
考えただけでゲンナリしますが、そこはアイデア次第。
知恵をしぼって涼しさを呼び込む工夫を凝らすのも一興です。
ポイントは2つ。
1 直射日光を遮断する。
2 冷気を作る。
まず余分な熱を室内に入れないことが重要です。
日が高くなる前にカーテンやブラインドなどで、
室内に差し込む日光を遮断しましょう。
ベランダや軒がある建物なら、
外にスダレをかけるのも有効です。
なぜスダレが良いのかというと、
カーテンなどの遮光するもの自体は日光を受け熱を帯びます。
その熱が室内にあると、やはり暑く感じます。
ですから外にかけるスダレなら、その心配もいりません。
開け放した窓の目隠しにもなります。
そして風を入れるためには「風の通り道」が大切です。
一面だけ窓を開けているだけでは、風は入ってきません。
風の抜け道を計算して、
他の窓や玄関、換気扇などで空気の動きを作りましょう。
空気が動かないと熱気や湿気がこもり、
暑い上に不快感まで上昇してしまいます。
積極的「冷気」の作り方
昔ながらの定番はやはり「打ち水」。
水が蒸発する際に熱を奪う気化熱を利用した生活の知恵です。
体感温度も下がってくる日暮れどきに、
ベランダや玄関先に水をまいてみましょう。
体に直接的なものなら、タオルにくるんだ氷やアイスノンで、
首やわき下など太い血管の通る場所を冷やすのが早いでしょう。
風邪で高熱を出した時の定番ですね。
当てて有効なのは、他に足の裏。
疲れやむくみも取れて、気持ちいいですよ。
溶けるものなら、冷やしすぎや凍傷の心配がないので、
そのまま寝ても大丈夫。
水が漏れないようにだけ気をつけて。
扇風機が使えるなら、
濡れ手拭いや、ペットボトルを凍らせた氷柱などの冷源を
ファンの後方に置くと、冷風機になります。
大胆にいくなら、熱いお風呂で豪快に汗をかき、
体内の熱を一気に追い出すのも爽快ですね。
まとめ
近年の気温の上昇は
「やせ我慢」なんて精神論ではどうにもならないほど。
とはいっても便利家電に頼りすぎては、
壊れた時が大パニック。
熱と冷気のメカニズムを工夫して賢く夏を乗り切るのが、
一番「イマドキ」なのかもしれません。
彼女とのデートに最適な無料の涼しい場所は、
こちらの記事もどうぞ!
参考になりましたら幸いです。