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台風で学校休みにならないのはなぜ?休校の基準を詳しく解説!

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台風の日は学校が休みになるかもしれないからちょっとワクワク…子どもの頃のそんな経験、誰しもあると思います。

 

しかし、大きな台風が来ても、公立の小中学校では休みにならない場合もあります。

その理由は、暴風警報が出ていない場合です。

 

今回は、台風で学校が休みになる基準について、ご紹介したいと思います。

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学校が休みになる警報とは!

私立の学校や、公立の高等学校の場合、普通は、午前6時の予報の時点で、大雨警報、洪水警報、暴風警報のどれか一つでも発令されていたら、学校が休みになります。

 

遠くから通学している生徒が多いので、無理に登校させて、下校の時間までに交通機関がマヒしてしまった場合に、帰れなくなるようなことがあっては困るからです。

 

そのため、これらの学校はわりと低いハードルで「休み」が決定します。

 

反対に、公立の小中学校では、公共の交通機関を使って登校する子はまずいませんので、暴風警報が出ないかぎり休校になりません。

 

暴風のなか登校するのは、どこから何が飛んでくるかわからないとか、体重の軽い子は風にあおられて車道に倒れ来むかもしれないといった危険があります。

その為、暴風警報が出た時は、ほぼ例外なく、公立の小・中学校は休みになります。

 

休校になることが、当日の朝に決まる場合もありますが、多くは、前日に台風直撃の予報が出た時、したがって暴風警報が出た時点で決まります。

 

前日のうちに休校が決定するということは、すなわち、当日の警報の有無にかかわらず、つまり当日になって台風が突然進路を変えて他の地域へ行ったとしても、その日は休みになるということです。

 

ここ数年はこの“急に進路を変える”台風が増えています。

 

来ると思って備えていた人たちのところに来なくて、直撃は来ないと思って油断していた人たちのところへ来るなんて、なんだか台風が人間をもてあそんで楽しんでいるような気もしますね。

 

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大雨警報では学校は休みにならない?

先ほども少し触れたように、大雨や洪水警報で学校が休みになることは、特に公立の小中学校の場合、ほとんどありません。

 

大雨は、降っても『通学に際して特別危険ではない』と見なされているためです。

 

それでも、地域によっては、たとえば川とか山、海に近い場所は、大雨警報で休校になることがあります。

 

大雨警報が出るのは、大雨が原因となって、建物の浸水被害やがけ崩れなどの土砂災害が発生するおそれがある場合です。

 

山が近くにある地域では、大雨で地盤がゆるくなることがとても警戒されていて、大雨警報が出た時点で、学校はもちろん休みになりますし、住民たちが家を離れて一時的に避難することだってあるくらいです。

 

山が近くにない、都市部の学校の生徒にとっては「ただの大雨」で済んでも、山間部に住む子どもたちにとっては命にかかわる危険になるのです。

 

ただ、やはりごく一部の地域の話になりますので、全国的に見れば、大雨警報が出されただけで休校になる学校というのは大変少数になります。

 

ちなみに、洪水警報が出るのは、大雨の影響で、河川の増水、氾濫等が起こって、堤防やダムが損傷または決壊を起こすような、重大な災害が予想される場合です。

特に沿岸部の学校は、大雨警報とならんでこの警報を重視します。

 

これもやはり一部の地域にかぎられますので、大多数の学校は、暴風警報が出てはじめて休校になると考えて良いでしょう。

 

あとがき

うちは父親が電気関係の仕事をしていましたので、台風の予報が出るとピリピリして、夜中まで、深刻そうな顔でずっと誰かと電話でやりとりしていたものでした。

 

それから何十年も経った今でも、台風と聞くとかならず、あの頃の父の横顔を思い出します。

 

学校嫌いな子どもだった私は、大変そうな大人をよそに『台風直撃来い!』なんて空に向かってお祈りしていました。

 

今考えるとなかなかヒドイ子供でしたね。

学校
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