そもそも「厄」というのは、災難や災いという意味で、「厄払い」は厄年と言われる大きな災難や幸いなどの不幸を避け、普段より慎んで過ごすべき年齢のことです。
男女で時期が異なりますが、その年に行うお祓いが「厄払い」です。
ですが、この厄払いには意味がないとも言われることがあります。
その理由は以下の3つです。
- 厄払いに行っても災難が起きる人がいるから
- 厄払いをしなくても特に災難が起きない人がいる
- 厄年なのに活躍できる人がいる
今回は、厄払いが意味ない3つの理由の詳細や厄年にやるといいこと、やってはいけないこと、などについてご紹介します。
厄払いが意味ない3つの理由!
一説では、厄払いをしても意味がないと言われています。
では、なぜ意味がないと言われているのか3つ紹介します。
厄払いに行っても災難が起きる人がいるから
厄年になると、厄払いを行う方もたくさんおられます。
ですが、厄払いに行っても災難に見舞われる人も中にはいます。
厄払いをしたからと言って、必ずしも災難が起きないというわけではありません。
なので、「厄年だから悪いことが起きた」と何でもかんでも厄年のせいにしてはいけません。
その災難は、厄年のせいであるという根拠はないので、必ずしも厄年が原因とは限らないので厄払いは意味ないとも言われてるのです。
厄払いをしなくても特に災難が起きない人がいる
厄年だからと言っても、おびえすぎないで過ごすことが大事です。
厄年でも気にせずに、自分のペースを崩さずにのびのびと過ごせた人は、特に悪いことや災難に見舞われることなく厄年を通り過ぎる人もいます。
気にしすぎてしまう人は、何に対しても敏感に反応して少しでも悪いことがあると厄年のせいにしがちなので、あまり気にしないようにすればよいということです。
厄年なのに活躍できる人がいる
厄年には、大きな決断はしない方が良いとされています。
例えば結婚や引っ越し、また転職など大きな決断をしなければいけないことは避けるのが良いとされれてます。
そう言われている中でも、逆に自分の人生においてこの厄年を人生のターニングポイントだとプラスに捉え新しいことにチャレンジする人もいます。
その結果、偉業を成し遂げられたということもあります。
ですが、これも根拠があるわけではありません。
たまたま厄年の年だったというだけなので、特に深く考えない方が良いです。
厄年を悪い年だと思わずに、自分の可能性を見つめ直す良い節目の年だと思うことで大きく飛躍できることもあります。
自分を信じる気持ちが大事ということです。
厄年にやるといいこと3選
厄年には何を心がければよいのか、気を付けるべきことを3つ紹介します。
部屋の整理整頓を行う
厄年は、心を切り替え自分自身と向き合う時期でもあります。
その為、気分を変えて部屋の整理整頓をしてみてください。
厄年は新しいことを始めるのは良くない年なので、新しい物を買うのも向いていません。
ですが、要らないものを手放すには良いタイミングです。
必要ない物、不用品は思い切って処分しましょう。
本当に必要な物だけを見極めて持つようにすると良いです。
リラックスできる自分の時間をなるべく取るようにする
厄年になると、ちょっとのことでもすぐに心が不安定になってしまう時期です。
イライラしたりすることも増え、周囲の人と対立したりしないようにと考え余計に気持ちが不安定になってしまいます。
そのようなことになる前に、リラックスして落ち着いて過ごせる時間を取りましょう。
例えば朝日を浴びてゆっくりと朝食を摂り、好きなことをして過ごす日を作ってみたりと自分の気持ちが安らげるような時間を大事にしてみてください。
神社・お寺で厄払いや厄除けを行う
どうしても厄年という事が気になるのでしたら、厄払いや厄除けを行うのも有りです。
厄払いや厄除けは、災いをもたらす罪や穢れを祓うために行うお祓いです。
神社で行われるものを「厄払い」といい、お寺で行われるものを「厄除け」といいます。
厄年の人は、祈祷を受けることで気分が晴れることがあるので、ぜひ行ってみてください。
厄年にやってはいけないこと2選
一生のうちに何度か厄年は巡ってきます。
厄年と聞くと良くないイメージを持っている方が多く、穏やかに過ごせるのであれば過ごしたいと思っている方ばかりです。
そのような方は特に気を付けてほしいことがあります。
厄年にやってはいけないことを2つ紹介します。
新しいことを始めない
人生において転機となる事、例えば結婚や転職などそういった人生における大きな転機や物事は避けるべきと言われています。
ですが、逆に厄年=役年という説もあり、30代を過ぎて実力がついているのであれば、誰かの役に立つことができるようになり、一人前になったと考えられ前向きに捉える人もいるのです。
そして、人生の転機とも言える出産ですが、出産は「厄を落とす」という意味があり、逆に縁起物とされています。
「厄年」である事を気にしすぎないこと
厄年は大きな転機を避けるべきだと、古くから言われています。
場所によっては基本的に何をしても良いという考えもあります。
厄年を気にしすぎることで憂欝になってしまったり、不安定になったり、やりたいことを我慢して過ごしたりすることでネガティブな気持ちの1年になってしまいます。
厄年だからと気にしすぎないで、自分らしく過ごしましょう。
厄年のお祓いはいつすれば良い?行く時の服装やマナーは?
やはり厄年というのが気になるので「お祓いに行こう!」とは思い立ったものの、いつ行くのがいいのかと悩みますよね。
厄払いに行く日は、元旦~大晦日のうちで自分が都合が良いときに行けば大丈夫です。
また、元旦から節分に行くのが良いとの説もあります。
なぜ節分までに行くのが良いのかというと、節分の豆まきで邪気を払うので厄も払ってくれるということになるんです!
厄年のお祓いに行く時の服装やマナーは?
お祓いに行く時の服装は神社などによって違うのですが、おしゃれ着のような華美な格好でなければ良いとされています。
男性であればカッターシャツにベストやニット、女性であればワンピースなど。
もし不安であれば、スーツが無難です。
普段着でもいいと言われていても、サンダルや草履などの軽装は避けたほうが良いです。
(靴を脱いで本殿に上がるので裸足はNGです)
女性の場合は、靴下やストッキングに毛玉があったりするとちょっと恥ずかしい思いをするので、出かける前にチェックしたほうが良いです。
祈祷料はいくらかかるの?熨斗は必要?
お祓いの際の祈祷料(お寺ではお布施、神社では初穂料といいます)は、一般的に、3,000円~5,000円です。
できれば新札が良いです。
また、祈祷料は熨斗袋や白い封筒に入れます。
表面には、
神社の場合は、上段に御初穂料、下段に自分の氏名
お寺の場合は、上段に御布施、下段に自分の名前
を書きます。
ちなみに、熨斗袋を使用する際は
紅白の蝶結びの水引きの掛かったものが良いでしょう。
お祓いに予約は必要?
お祓いを神社やお寺でしてもらう際は、事前予約は基本的にはせずに当日受付を行えば良いです。
まずは受付で手続きをし、本殿の準備が整ってから本殿に入りお祓いをしていただきます。
所要時間は大体30分前後です。
お祓いが終わった後、特別なお札やお守り等をいただけますよ。
自分で厄年のお祓いはできる!
ちなみに、自分で厄のお祓いや厄除けができるのでやり方をご紹介します!
粗塩は身を清めると昔からいわれているものなのでとても効果的です。
肩や背中が特に良いそうです。
普段の生活の中で取り入れやすい方法なのでおすすめです。
厄を洗い流すという気持ちでうがい、
手洗いをすると良いです。
いつも清潔にすることで気持ちも浄化されると言われています。
身に着けることで厄や邪気をはねのけてくれるかも!
シャワーを浴びながら厄を浄化しているイメージを持つと良いとされています。
内側から浄化してくれるそうですよ。
まとめ
多くの人が「厄年」だからと気にしすぎてしまい、気持ちが不安定になっていることが多いです。
ですが、気にしすぎずに自分らしく過ごすことが何よりも大事です。
自分が落ち着いて過ごせる時間を作るようにしていけば、厄年だろうと災いばかりでなく楽しく1年を過ごせます。
厄年が気になるようでしたら、厄除けや厄払いを行っておきましょう。
そして1年を有意義に過ごしていただければと思います。