寒中見舞いを書いたことはありますか?
寒中見舞いとは
新年の挨拶で送る年賀状とは違います。
例えば年賀状が届いていたのを1月5日を過ぎてから気付いた場合には、
年賀状ではなく寒中見舞いとして返事を送ります。
遅くなってしまった年賀状の返事を送る時に、
寒中見舞いを書くということです。
そして寒中見舞いにはもう一つ使い方があり、
喪中の方とも送り合うことができます。
喪中の方に、
お祝いの言葉が入っている年賀状は送れませんよね。
喪中の方に送る場合に特に気をつけたいのが、
使ってはいけない言葉があるということです。
寒中見舞いを書く際のタブーとマナーをご紹介します。
遅くなってしまった年賀状の返信では、
タブーはそこまで気にしなくても良いです。
喪中の方に送る場合には、
タブーをしっかりと理解しておきましょう。
寒中見舞いのタブーとは!
・縁起物やイラストは使用するのはだめ
賀正の文字はもちろん、干支のイラストは、
正月をイメージしてしまうので使わないでください。
シンプルなデザインのものを使用しましょう。
郵便局などでもらえる寒中お見舞いのハガキは、
花のイラストが多いです。
最近では自宅で印刷する人も沢山いますよね。
色味も派手なものは選ばないように気をつけてください。
・年賀状ハガキを使うのはだめ
ハガキも何を使ってもいいというわけではありません。
ついつい年賀ハガキが余ってしまったら、
使おうかなと考えてしまいますよね。
賀正という文字が入っている為に、
年賀ハガキを寒中見舞いで使用するのはタブーです。
寒中お見舞いを出す時には、
切手なども華やかなものは避けるようにしましょう。
余った年賀ハガキを
寒中見舞いに使用するハガキと交換することもできるので、
最寄りの郵便局に聞いてみてください。
寒中見舞いの書き方とマナー
・寒中見舞いを出す時期
寒中見舞いは出す時期が決まっています。
松の内が明ける1月7日から立春の2月4日までに出します。
松の内は関西の地方では1月15日までのところもありますので、
相手の地域を調べてから送るようにしてみてください。
2月4日以降に出すと寒中見舞いではなく、
余寒見舞いとなります。
残暑見舞いのような感じですね。
・写真を使う場合は選ぶ
寒中見舞いに写真を入れてもいいのか
悩んでいる人は沢山いますよね。
基本的には寒中見舞いでも写真を入れるのはOK
喪中の方に送る場合は写真を入れるのは配慮をしましょう。
亡くなってまだ悲しみが残っている中、
家族全員笑顔の写真やピースをしている写真は
あまりおすすめしません。
どうしても使用する場合は、
派手な色味などにはならないようによく選んでください。
・文面の作成方法
- 寒中見舞いの挨拶
- 時候の挨拶(なくても良い)
- 相手の安否(健康)を伺う言葉
- 近況報告をする
- 相手を思いやる言葉
寒中見舞いは元々豪雪地方の方へ
「寒中ですが健康には気をつけてください。」
と季節の挨拶状として使われていたものです。
年賀状の遅れや喪中の方へ出す場合でも、
年賀状と同じ様な文面ではなく、
健康を気遣う文面を入れるようにしましょう。
「また一緒にご飯に行こう」というような
プライベートな内容は控えてください。
近況報告として、
結婚や出産の報告をするのも大丈夫ですが、
寒中見舞いですので、相手の健康を気遣いながら、
一言添えて書く程度にしましょう。
拝啓などの頭語や敬具などの結語はいりません。
相手を思いやる言葉を添えて、
文面の最後には《平成◯年◯月》と書くだけです。
まとめ
寒中見舞いは1年に1回しか書く機会はなく、
今まで出したことがなければ分からないことだらけです。
喪中の方へ出す場合は、
祝い事のイメージがもたれるイラストや文面を
使用しないように気をつけてくださいね。