紅葉の名所で知られる京都の東福寺は、境内を流れる三ノ橋川沿いにモミジが植えられ、川に架かる橋の張り出し舞台から素晴らしい紅葉が見られることで有名で紅葉シーズンは多くの観光客で賑わいます。
東福寺の紅葉は、イロハモミジ、モミジ、トウカエデなどの約2000本のもみじが境内を彩り、京都でベスト3に入ると言われているほどの名所です。
この記事では、京都の東福寺の紅葉の見ごろ時期と混雑状況やライトアップの情報をご紹介します。
東福寺の紅葉の見ごろ時期
見頃時期
11月中旬~12月初旬
紅葉する木の種類
モミジ、カエデ、イロハモミジ、ヤマモミジ、トウカエデ
東福寺には桜の木が1本もありません。元々はあったのですが、室町時代に、東福寺の僧であり専属の画家であった吉山 明兆(きっさんみんちょう)が4代将軍足利義持に桜があるとお花見などの遊行の場になるため、修行の邪魔になると進言して伐採させたのです。
桜が見たい方は東福寺のすぐ南にある塔頭の光明院がかくれた名所です。
営業時間
4月~10月末 :拝観時間9:00~16:30(16:00受付終了)
11月~12月初旬 :拝観時間8:30~16:30(16:00受付終了)
12月初旬~3月末:拝観時間9:00~16:00(15:30受付終了)
料金
境内は無料(通天橋、開山堂、東福寺本坊庭園への拝観料は発生します)
通天橋・開山堂の拝観料:大人400円/小・中学生300円
東福寺本坊庭園の拝観料:大人400円/小・中学生300円
住所
京都府京都市東山区本町15丁目778
お問合せ
075-561-0087(東福寺)
<アクセス>
電車
JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車、南東へ徒歩10分。
バス
JR京都駅から市バス202、207、208系統で東福寺バス停下車徒歩10分
車
名神高速京都南ICより約4㎞
名神高速京都東ICより約7㎞
阪神高速8号京都線ICより約1㎞
駐車場
紅葉時期(10月下旬~12月上旬)は駐車場は閉鎖しますので公共交通機関の利用を推奨しています。
東福寺の紅葉の混雑状況
東福寺の紅葉の美しさは京都でもトップクラスですが、その一方で紅葉シーズンでは混雑ぶりも超一級です。平日であっても長蛇の列というのは、もはや当たり前の光景で、週末や祝日であれば相当な覚悟が必要です。
少しでも回避する方法としては、観光がいつでも設定出来るのであれば平日の開門時を狙うことです。それでも開門待ちの人が50人以上の列を作っていますが、他の時間帯よりは落ち着いて見ることが出来ます。
ちなみに、他の紅葉スポットと違って東福寺は、閉門間近の時間でも空いてはいません。午後の閉門ぎりぎりまで大勢の人で賑わっています。
たびたび行けるという方であれば、東福寺の中でも随一のスポットである通天橋はあきらめて帰るという方法もあります。通天橋は有料の橋で、観覧受付で更に混雑しますので、ここをあきらめてしまえば、かなり時間短縮はできますが、通天橋からの眺めが1番素晴らしいので最後の手段にとっておきましょう。
12月上旬くらいの紅葉が散る時期に訪れると混雑も緩和されているので、ゆっくり楽しむことができます。混雑ぶりが超一級ということは、それだけ美しい紅葉を観ることができるということですので、待ち時間を上手に利用できる手段を持って観覧に臨みましょう。
東福寺の紅葉のライトアップは?
さまざまな魅力がある東福寺ですが、ライトアップだけは残念ながらなされていません。ただ、その変わりに東福寺の塔頭(たっちゅう)である天得院や勝林寺などではライトアップがされてますので、ライトアップされた姿を見たい方は、そちらで楽しむことが出来ます。
※塔頭とは、その寺の高僧が亡くなったことを惜しんで、弟子たちが建てた寺院や庵のこと。
勝林寺
住所:京都府京都市東山区本町15丁目795
電話:075-561-4311
期間:11月中旬~12月上旬
時間:日没~19:30(19:00受付終了)
料金:大人600円/中高生300円/小学生以下無料
距離:東福寺より徒歩15分
天得院
住所:京都府京都市東山区本町15丁目802
電話:075-561-5239
期間:11月中旬~11月下旬
時間:17:00~20:30 ※要予約
料金:1名4320円(食事付き) ※拝観のみは実施していません
距離:東福寺より徒歩3分
天得院は、普段は非公開ですが紅葉の時期には特別公開され、ゆっくりとお食事をしながら桃山時代に造られた杉苔に覆われた美しい枯山水の庭園を楽しむことが出来ます。
まとめ
東福寺の紅葉の美しさは京都でもトップクラスで、特に通天橋からの眺めが1番素晴らしい見どころです!混雑ぶりも超一級ですが、それだけ美しい紅葉を観ることができるということですので、待ち時間を上手に利用できる手段を持って観覧に臨みましょう。