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川内大綱引き2018年の日程と見どころ|一般の綱引きと違うルール?

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川内大綱引は、鹿児島県薩摩川内市で毎年9月に開催されて、400年以上続く歴史ある伝統行事で鹿児島県の無形民俗文化財です。

3000人もの若者が、長さ365m直径35㎝重さ7tという大綱で綱引きを行い、相手の陣営へ攻めこんで激闘を展開します。別名「喧嘩綱」と呼ばれるくらい派手なぶつかり合いは大迫力です!

この記事では、そんなエネルギッシュな川内大綱引の日程と見どころ、一般の綱引きとは違う特別なルールの内容などを紹介します。

  

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川内大綱引き2018年の日程

川内大綱引 は、毎年9月22日に開催され、当日は朝から自衛隊川内駐屯地、建設業協会、地元の高校生・中学生、一般市民など一丸となって綱練りが行われます。

日程:9月22日(土)
開催時間:18:00~22:00
場所:鹿児島県薩摩川内市大小路町 国道3号大小路側
主催:川内大綱引保存会(電話番号:0996-21-1851)
雨天:決行

<スケジュール>
6:00 県道京泊大小路線で綱練り
15:30 練りあがった綱を国道3号に運ぶ綱出し
19:00 綱引前の神事
20:00 市民綱
20:15 綱割(大綱引開始)
21:45 終了

アクセス

車:薩摩川内都ICから約10分
電車:川内駅から徒歩約10分

車の場合は会場に駐車場がないため、周辺の駐車場を利用することになりますが、交通規制と渋滞もありますので公共交通機関を利用するのがおすすめです。

<交通規制情報>
6:00  県道規制開始(県道川内・串木野線)
15:30  国道片側交通規制開始(国道3号下り片側通行止め)
16:00  県道規制解除(県道川内・串木野線)
18:00  国道全面交通規制開始(国道3号全面通行止め)
23:00  国道交通規制解除

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川内大綱引きの見どころ

川内大綱引の見どころは、綱を引きあうだけではなく、押し隊が相手陣内に押し込みあう独自のルールによる男たちの戦いぶりです。

以前は、喧嘩綱とも言われていた大綱引きですが、実際に喧嘩をしているわけではなく、観光客の方に誤解をあたえてしまう為、現在はこの呼び方をしていないそうですが、押し隊の攻防は乱闘が始まると思われるくらいの激しさです。

大綱にくくりつけた引き綱を一斉に引く「引き隊」と、攻撃を指揮する「太鼓隊」もすごい熱気で、会場となる国道3号線のアーケード街は人であふれかえります。

引かれた側は、ワサを持って走りダン木にワサをひっかけます。引いてる綱とワサをかけるためにできた間に入ってしまうと足をひっかけたり巻き込まれたりする危険がありますので青い服を着たワサ係がきたら、すぐに歩道に逃げましょう。

広い通りで行われていることもあり穴場もありませんので、安全のためにも動きやすい靴で見学するようにしてください。ここだけ注意して、あとは出来るだけ近くで派手な川内大綱引きを楽しみましょう。押し隊が集まる中心付近は特に見どころです。

最後はノコが入れられ勝敗を決定します。綱が真っ二つに切れるため、大綱はその年1回だけしか使えないのですが、ばらけた綱を持ち帰って玄関に飾ると、一年無病息災でいられるといわれています。

川内大綱引きは一般の綱引きと違うルール?

川内大綱引は一般的な綱引きとは違い、独特のルールで行われています。両陣営とも人数制限が無く、担当地域の住民以外は、どちらについても良いというルールになっていますので、祭りのはるか前から引き手確保のための、あの手この手を使ってのスカウト合戦が始まります。

また、制限時間が約2時間と非常に長丁場で、ただ集団で綱を引いているのではなく両陣営にはそれぞれ特有の役割隊が存在し、激しい攻防線が繰り広げられます。

総大将

全ての統括役で、作戦立案ももちろん、当日は自ら先頭に立って士気を高める役目もあります。

押し隊

自軍の最前列に配置され、役割は綱を引くことではなく、肉弾戦で相手の体勢を崩すことです。相手の陣地に乗り込んでぶつかり合い、相手の引き隊の体制を崩し自軍の引き隊が綱を引きやすくすることが目的です。

引き隊

押し隊の後方に配置され、太鼓隊の合図に合わせて大綱にくくりつけた引き綱を一斉に引く部隊です。常に引き続けているわけではなく、時には綱の上にどっしりと尻を据えて動かないようにしたり、押し隊が、相手の引き手を妨害している間に一気に綱を引いたりと、様々な戦略で綱を引きます。

太鼓隊

各組に一番太鼓から十番太鼓までそれぞれ10人いて、引き隊は太鼓の合図に合わせて綱を引くので、攻撃を指揮する重要な役目を担っています。綱の横側に一列に並んで一斉に太鼓を打ち鳴らして、戦闘開始の合図や指示を太鼓で伝達します。また、伝達以外にも太鼓の音で味方の士気を高める役目があります。

ワサ係・ワサ払い

綱が引かれ形勢が不利となったときに、縄の最後尾に作られた「ワサ」と呼ばれる輪を「ダン木」と呼ばれる木に掛けて綱がそれ以上引かれないようにする役目を担っています。そして押し隊を繰り出して自軍の体勢を立て直し、ふたたびワサを外して形勢挽回をはかります。水色のハチマキと水色のTシャツが特徴で、笛を吹きながら走ってきてダン木周辺の人を払っていきます。

試合は太鼓の合戦から始まります。その後、押し合戦と引き合戦が行われ、押し勝ったほうが引き手の妨害をしながら綱を引きます。引かれたほうはワサをかけ、それ以上引かれなくしてから押し隊を送ります。

これを繰り返し、終了時は審判によってノコが入り綱が切られます。その時に綱の中央を自陣側に持っている方の勝ちというルールです。川内大綱引を見物に行かれる際には、ルールを知っていた方がもっと楽しめるでしょう。

まとめ

鹿児島県薩摩川内市で、毎年開催される伝統行事の川内大綱引は、無形民俗文化財にも指定されている歴史あるお祭りで、日本一の大綱の迫力は別格です。

川内大綱引を見物される時は、綱の中央が見られるポジションがおすすめです。

巻き込まれて怪我をしないように、お子さんを連れていかれるときは、しっかり手をつないで観賞してください。