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元旦はお風呂に入らない地域の4つの理由!水に触れないほうが良い!?

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年が暮れて新しい一年が始まる時って何かと験を担ぎたくなるもの。

正月と言えど文化として様々な風習があります。

 

中には「元旦にはお風呂に入らない」という風習がある地域もあります!

 

元旦にお風呂に入らない、入ってはいけない理由は以下の4つです。

  • 福を水に流さないため
  • 火の神様を迎え入れるため
  • 主婦が正月くらいはゆっくり休めるようにするため
  • お風呂を休めるため

 

地域によるものなので引っ越した時に「知らなかった!」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

今回はそんな元旦のお風呂事情についてご紹介していきたいと思います。

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元旦はお風呂に入らない地域の4つの理由!

さてまずは「元旦にお風呂に入らない理由」についてご紹介します。

 

福を水に流さないため

もともと日本には古来より「水に流す」という考え方があります。

 

穢れや厄を水によって流してしまおう、という考えですね。

お祭りの前の入水や冬至のゆず湯など水やお風呂にまつわる風習も多く存在します。

 

ところがこの「水に流す」というのは、悪いことだけでなくいいことも流してしまうという側面も持っています。

 

元旦に福を呼び込んでも、お風呂に入ることで福を水に流してしまうという考えから元旦にはお風呂に入らないとする風習が生まれたんです。

 

この風習を守っている地域は1月1日はお風呂に入らず、2日の朝に初風呂を味わうのです。

 

火の神様を迎え入れるため

かまどに火を入れない、つまりお風呂に入らないことで火の神様を迎え入れようという理由もあります。

 

昔はお風呂と言えば薪を燃やしていました。

現在は電気やガスでお風呂を沸かしますが、風習が残っているというパターンですね。

 

火の神様は農業、家畜や家族を守る神様とされていますので迎え入れたいと思うのも当然の思いですね。

 

主婦が正月くらいはゆっくり休めるようにするため

現在は女性も社会に出て働く共働き世帯が増えてきましたが、少し前までは女性は家を守る者として生きていました。

 

日々の家事は当然主婦の仕事。

家事に休みはありません。

 

そんな主婦に、正月くらいはゆっくりしてもらおうという考えから、お風呂に入らないという地域もあります。

 

ただし、これはもともとは火の神様を迎え入れるため、お風呂や炊事など正月はかまどを使わずに過ごすという習慣があり、そこから転じて「主婦に休みを」となった考え方です。

 

大本の由来は、2で挙げた火の神様を迎え入れるためと同じですね。

 

お風呂を休めるため

お風呂は基本毎日入るものです。

つまりお風呂は一年中働いているわけですね。

 

日本では古来より八百万の神様という考えがあり、すべての物には神様が宿るとされています。

もしかしたらお風呂を休めるというのは、お風呂の神様に休んでもらおうという考えからなのかもしれませんね。

 

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元旦は水に触れないほうが良いという風習も!?

そもそもお風呂だけではなく元旦には水に触れないほうが良いとされる風習も存在します。

これはお風呂に入らない理由の1に挙げた「水に流さない」ためですね。

 

正月を迎えせっかく迎え入れた年神様、つまり福を水で流してしまうことになるため、お風呂だけではなくトイレ掃除、洗濯、炊事などの水仕事全般を元旦には行わないほうがよいという風習です。

 

掃除や洗濯などは年末に大掃除で済ましておき、料理もおせちを作っておいてなるべく水仕事は元旦に行わないようにするようです。

 

それでもお風呂に入りたい場合は?

さて次に紹介するのは「元旦にお風呂に入らないとする地域でそれでもお風呂に入りたくなった場合」の対処法です。

 

お風呂は本来毎日入るものですからね。

慣れない風習の地域で突然「今日は一日お風呂に入らないよ」と言われてもちょっと困り物です。

 

そんなときはまず、入らない理由を調べましょう。

上で挙げたように理由は様々ですが、「これ」と決まっていないので地域や家庭でおのおの入らない理由があります。

 

もし「火の神様を招き入れるため」であるならば「今は電気やガスで沸かすんだから火の神様も来れるよ」と自分に言い聞かせるのもいいのではないでしょうか。

 

また日本の神様はとても懐が深いので「お風呂に入らせていただきます」としっかり挨拶をして入浴した場合、喜んで赦してくれるはずです!

 

神様の心の広さを信じて入浴してみてはいかがでしょうか。

 

お正月のお風呂はいつから入っても大丈夫?

ここまでで紹介してきた流れから、正月のお風呂は1月2日から入ってもよいとされることが多いですね。

 

ただ、元旦というのは正しくは1月1日の朝のことなので「元日はお風呂に入らない」ではなく「元旦にお風呂に入らない」という地域であるなら1月1日の夜からもう入ってもよいことになりますね。

 

江戸時代から明治にかけては、初風呂と言えば元日の夜に焚き始めるものであったそうです。

そして2日になってから入浴する、という風習が長く続いていたんですね。

 

まとめ

今回は元旦にお風呂に入らない理由や風習についていろいろとまとめてみました。

 

なんとなく元旦、正月って風習を大切にしたくなりますよね。

 

守らなければその一年が悪い年になってしまいそうで・・・。

 

ただ風習を気にするあまり自分の精神的に不健康になるくらいであるなら神様もきっとお風呂に入ることを赦してくれます。

 

あまり気にしすぎることなく、自分の素直な心に従うのが結局一番大切だということです。

 

それではみなさま、良き一年が過ごせるようそれぞれのお風呂事情をお楽しみください。

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