これから海外旅行を検討しているというあなた。それがもし初めての海外旅行なら、これからパスポートも取得しなければなりません。
パスポートの申請というと、なんだか大ごとな感じがしますよね。
もしかして一日仕事なんじゃないの?!費用が高かったらどうしよう!なんて不安に思われるかもしれません。
今回はそんな不安を解消すべく、パスポート申請に要する時間や必要なもの、そして費用などを細かく解説していきますよ。
楽しみな海外旅行に備えて、余裕を持って準備しておきましょう。
パスポート申請にかかる時間
まずは、パスポートについての基本的な知識を頭に入れておきましょう。海外旅行に行く際、パスポートは「命の次に大切なもの」と言っても過言ではありません。
言葉の通じない海外でも、パスポートさえあればあなたが何者かということを証明してくれるからです。世界共通の身分証明書というわけですね。
日本から出国したり、他国へ入国する際は必ず提示しなければなりませんし、万が一海外で事件に巻き込まれた時にもパスポートがあなたの身を保障してくれます。
ですから、無くさないように肌身離さず持っておかなければなりません。
パスポートを申請・発行できるのは、県のパスポートセンターや、市役所・町役場などに設置された旅客窓口など、各都道府県によって違います。
共通するのは、住民票のある都道府県でしか申請できないということです。また、申請できる時間帯も窓口によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
GW、お盆、年末年始などの1ヶ月前ぐらいはパスポートを申請する人で窓口が混み合いますが、時期を見計らって行けば、手続き自体は30分程で終わります。
混み合っていなければ、受け取りは申請した日を含めて6営業日後となりますが、土日祝日は含まれないので、一週間から10日はみておきましょう。
ちなみに、申請は平日のみで代理人の申請も可能です。受け取りについては日曜でも可能ですが、必ず本人が行かなくてはなりませんので覚えておきましょう。
パスポート申請に必要なものとは?
パスポート申請に行っても、必要書類が何か一つでも抜けていると受理されません。全てきちんと揃えるためにも、余裕を持って用意しましょう。
1.一般旅券発給申請書…申請窓口でもらえます。
2.戸籍謄本(抄本)…本籍地で取得できます。家族数名分のパスポートをまとめて申請する場合は謄本、自分一人の申請の場合は謄本・抄本どちらでも大丈夫です。
※本籍地が遠方の場合は郵送請求が便利ですが、そのためにはまず戸籍謄本を請求するための書類を準備して郵送しなければなりません。書類準備にかかる時間にプラスして、往復の配達日数が4日~1週間ほどかかるのでご注意を。
3.証明写真
4.本人確認書類…運転免許証やマイナンバーカードは一点で大丈夫ですが、健康保険被保険証などは二点の確認書類を組み合わせて提示しなければなりません。(健康保険被保険者証+社員証など)
パスポート申請に費用はいくらかかる?
パスポートには有効期限があります。紺色のパスポートは5年間、赤色のパスポートは10年間有効です。
どちらを取得するかは本人が選択することができますが、それぞれ費用(旅券手数料)が異なります。
…都道府県収入証紙2000円+収入印紙9000円=1万1000円
●10年間有効なパスポートの場合
…都道府県収入証紙2000円+収入印紙1万4000円=1万6000円
収入印紙とは、同額の現金を支払って購入できる切手のようなものです。郵便局や銀行などでも購入可能ですが、一般的には印紙・証紙共にパスポート窓口で販売されています。
詳しい購入方法などは申請の際に説明があるはずなので、安心してくださいね。
パスポートを受け取る際に、申請時に渡される旅券受領証(引換証)と旅券手数料を持参すれば、無事パスポートを取得することができます。
まとめ
パスポートの申請は一見大変そうに感じますが、必要書類さえ揃えてしまえば後はすべて窓口で処理してもらえます。
有効期限があるのであまり前もって取得したくないかもしれませんが、書類を揃えていたら意外と時間がかかって取得が間に合わないなんてことも。
海外旅行を存分に楽しむためにも、ぜひ余裕をもって申請してくださいね。