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西国三十三所めぐりの初心者の為のお参り方法やマナー!巡礼時の服装や持ち物は?

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日本最古の巡礼と言われる「西国三十三所めぐり」は、近畿地方を中心とした33の寺院を巡る旅のことです。

 

訪れる場合は事前にしっかりリサーチしたいですよね。

 

そこで今回は、西国三十三所めぐりの初心者の為のお参り方法、巡礼時の服装や持ち物について、ご紹介していきます。

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西国三十三所めぐりの初心者の為のお参り方法やマナー!

西国三十三所 初心者

初めて西国三十三所めぐりをする方も安心できるよう、まずはお参り方法とマナーについてご紹介していきますね。

 

【お参りの流れ】

  1. 「山門」の前で一礼して入る
  2. 手水舎で手と口を清めます
  3. お線香もしくはロウソクでお供えをする
  4. 納札箱に納札を入れる
  5. 賽銭箱にお賽銭をおさめる
  6. 鰐口を鳴らす
  7. 経本を持ちながら読経する
  8. 終わったら一礼する
  9. 納経所で御朱印帳を頂く

 

まず、お寺の玄関である「山門」の前で一礼をしてからくぐり、手水舎で手と口を清めます。

 

仏様に会いにいく前に、自らを清めてから参拝する事がマナーとされていますので、清めてくださいね。

 

ただ、その際、柄杓を直接に口につけるなどといったマナー違反の行為は避けましょう。

 

次に、お線香もしくはロウソクでお供えをします。

お線香は香炉の中央から、ロウソクは奥から置くのがマナーですので、気をつけてください。

 

心配な方は事前に、ライターやマッチを持参しておくといいでしょう。

 

そして、納札箱に納札を入れます。

観音様が祀られている所の近くに必ず納札箱がありますので、そちらに納札を入れます。

 

当日慌てないためにも、事前に納札に住所や氏名などを書いておくといいでしょう。

 

お賽銭の金額に決まりはありません。

賽銭箱にお賽銭をおさめ、鰐口がある時は鳴らします。

 

その後、経本を持ちながら、読経をします。

御堂の正面を避けて、左右どちらかに寄って読経すると、他の方の邪魔にもならないのでよいでしょう。

 

読経後は、一礼をして、納経所で御朱印帳を頂きましょう。

 

大切な事は仏様を敬う気持ちですので、一連の流れを把握したら心を込めて訪れてくださいね。

 

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西国三十三所めぐりの服装や持ち物は?

西国三十三所めぐりの服装としては、決まりはなく基本的に自由です。

しかし、露出が多い服や華美な格好は避けましょう

 

これは西国三十三所めぐりだけでなく、寺社を巡る時はマナーとして言われていますよね。

 

また、西国三十三所の寺社は山の中にあることがほとんどなので、歩きやすい運動靴などで訪れることをおすすめします。

 

では、せっかく訪れるなら本格的な格好をしたいという方は、「菅笠」「輪袈裟」「金剛杖」といった巡礼の伝統的な服装を揃えていくのもおすすめですよ。

 

ただ、初心者の方は歩きやすさと自分の体力を鑑みた服装をしていくと、巡礼しやすいので、できる範囲でトライしてみてくださいね。

 

また、持ち物としては、御朱印帳と数珠を持参するのがおすすめです。

また、小銭も用意しておくと、賽銭する際に慌てなくて済むのでよいですね。

 

特に御朱印帳は、西国三十三所めぐりに欠かせないものですので、事前に準備しておきましょう。

 

西国三十三所の歴史や意味は?

西国三十三所とは、観音様をめぐる巡礼の事です。

 

読み方としては、「さいごくさんじゅんさんしょ」または「さいこくさんじゅうさんしょ」と読みます。

 

近畿地方を中心とした2府4県(大阪、京都、兵庫、奈良、岐阜、和歌山)の三十三所の寺院を巡る事で、日本で最も歴史がある巡礼と言われています。

 

その総距離は、なんと1000kmにも及びます。

 

中世までに日本では、京都が首都であったこともあり、三十三所の1/3が京都の寺院に集中しています。

 

昔から憧れの巡礼路として人気があり、現在も尚、国内外から訪れたいという人が後をたたないほどの人気の巡礼ですね。

 

西国三十三所めぐりの歴史としては、718年大和長谷寺の開山徳道上人の体験まで遡ります。

 

ある日病になり、仮死状態になった開山徳道上人が、冥土で閻魔大王様と出会います。

 

その際、閻魔大王から、世の中の人々を好くなうために、三十三所めぐりの巡礼を勧めた事がきっかけであったと語り継がれています。

 

西国三十三所めぐりで大切とされる御朱印も、閻魔大王から頂いた三十三の宝印が起源であると言われています。

 

そのため、御朱印を全て集めると、極楽浄土へ行く際の通行手形になるので、大切に取り扱うようにということなんですね。

 

そういった歴史を知ると、より巡礼をして、御朱印全てを集めたくなりますよね。

 

ちなみに、なぜ33という数字なのかというと、観音様が相手の願いに応じて33もの姿に変身するという事が由来になっているんですよ。

 

西国三十三所を全てめぐるとどうなる?

さて、ここまでご紹介してきた西国三十三所ですが、全てをめぐると「極楽浄土へのパスポートとなる」と言われています。

 

西国三十三所で巡った御朱印帳を亡くなる際に棺桶に入れることで、閻魔様への手土産になると言います。

 

これは、御朱印帳が仏様の分身と言われる由縁から来ているんですね。

 

他にも、西国三十三所巡りで訪れる寺社には、健康長寿や心願成就、病気平癒、縁結びなど、それぞれ特色を持った箇所が多いため、大いなる幸せや祈願を得ることができると言われています。

 

巡礼は何度も行うとよりご利益があるため、1回目はご先祖様のため、2回目は家族のため、3回目は自分のためと、数度に渡り訪れる方も多いんですよ。

 

大自然を満喫でき、心も浄化できることから自分探しの旅や自分を見つめ直す旅にも最適です。

この機会に、あなたもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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まとめ

1300年もの歴史があり、日本最古の巡礼と言われている「西国三十三所めぐり」は、日本遺産にも認定されており、改めて注目を集めています。

 

ただ、近畿地方以外の地域にお住まいの方は、せっかく訪れるなら失敗のないようにしたいですよね。

 

初心者の方でも事前にリサーチしておくことで、後悔なく巡る事ができますし、一緒に御朱印帳を集めるのもおすすめですよ。

 

今回の記事を参考にして、ぜひ西国三十三所めぐりを訪れる際の参考にしてみてください。