貴船は、京都の地名の一つで「京の奥座敷」とも呼ばれる地域で避暑地としも有名ですが、紅葉の美しさでも人気のスポットです。貴船神社の境内では紅葉の時期に合わせて「貴船もみじ灯篭」が行われライトアップされます。
境内と紅葉が幻想的に浮かび上がり、昼間とはまた違った光景を楽しめるので、その美しい風景を見るために全国からたくさんの観光客が訪れます。
今回の記事では、貴船もみじ灯篭の2017年の日程と見どころや、混雑状況などをご紹介します。
貴船もみじ灯篭2017の日程
日程:2017年11月4日(土)~11月26日(日)
時間:日没~21:00頃(貴船エリアは20時30分まで)
住所:京都市左京区鞍馬貴船町180(貴船神社)
料金:散策・神社拝観は無料
電話:075-741-4444(貴船観光会)
<アクセス>
叡山電鉄に乗り「貴船口駅」で下車、京都バスに乗り換えて「貴船」臨時バス停下車で歩約10分
※貴船には駐車場が25台しかありませんので、公共の交通機関を利用して向かいましょう。
貴船もみじ灯篭の見どころ
もみじのトンネル
貴船へ向かうのには叡山電車を利用しますが、その途中の「市原駅」~「二ノ瀬駅」の間は、250mにわたる「もみじのトンネル」となります。
貴船もみじ灯篭の開催期間中は、もみじのトンネルがライトアップされ、叡山電車が通過するときは、車内の電灯が消され、約2分ゆっくり走行するというイベントがあります。ライトアップは日没から21:00頃まで行われています。
「きらら号」という二両編成の電車に乗れば、さらに美しい情景を楽しむことができます。きらら号は窓が大きく、一部片側の座席が窓を向くように設置された展望電車です。運行本数が少なく、全席自由席のため、事前に時刻表を調べる必要がありますが、ライトアップされた紅葉の赤が、窓から降り注ぐような幻想的な体験をすることが出来ます。
貴船料理旅館街の燈籠
貴船口駅で下車して、貴船神社まで向かう途中には料亭や旅館などがたくさん立ち並び、道沿いには灯篭が並べられ、散策に適した夜道となっています。この街角はその昔、平安時代中期の歌人の和泉式部が恋を祈り参詣した道で「恋の道」と呼ばれています。すぐ脇を流れる貴船川にも灯篭が設けられ、雰囲気を盛り上げます。
貴船神社のライトアップ
ライトアップは、貴船神社(本宮、結社、奥宮)境内を彩る紅葉が、社殿と共に浮かび上がり幻想的な雰囲気に演出します。本宮に続く石段では、立ち並ぶ灯籠が参道と紅葉を照らし出し、雰囲気のある景色を眺めることができます。恋愛成就のパワースポットとしても人気の場所です。
龍船閣からの景色
貴船神社本宮前の龍船閣という見晴台から見下ろすと、貴船一帯の紅葉を一望することが出来ます。穴場スポットで、人も少ないので視界を遮る事なく紅葉を鑑賞できます。
水占みくじ
貴船神社は、水の神様ということで、「水占みくじ」が本宮の社務所で200円で販売されています。料金を納めたら、積み上げられた紙の中からおみくじを1枚選び、横を流れる御神水にゆっくりと浸すと、真っ白だったおみくじに文字が浮かび上がってきます。
珍しいおみくじですが、この「水占みくじ」が当たると人気で、QRコードをスマホで読み取ると、いくつかの言語で読むことができますので海外の方にも好評です!
貴船もみじ灯篭の混雑状況
貴船神社は人気のスポットですが、京都市街から少し距離があるのと紅葉の見ごろの時期がずれるために、京都の他の紅葉スポットよりは観光客は多くなく身動きが取れずに混雑でストレスを感じるということはありません。混雑するのは、11月末の土日や勤労感謝の日などです。
また、ライトアップは人気がありますので混雑します。ライトアップは、日没から開始されますので、17時頃に到着しておくと比較的ゆっくりめに見ることが出来るでしょう。
もみじのトンネルのライトアップが行われる時期の叡山電鉄は、ピーク時には、駅構内入場制限がかかる事もあるくらい非常に混雑しますので、時間に十分余裕を持って出かけるようにしましょう。
また、貴船口駅と貴船を結ぶバスもそれなりに混み合い、待ち時間も掛かります。休日の方が混むことは間違いありませんので、可能であれば、平日の観光がおすすめです。
まとめ
貴船神社周辺はパワースポットとしても有名で見どころもたくさんありますので、少し早めにいって、帰りはライトアップされた夜道を楽しむというコースもおすすめです。縁結びで有名な貴船神社はデートにも最適ですので、幻想的なライトアップをみて二人の距離を縮めてください!