突然ですが、
みなさんはザリガニを飼ったことってありますか?
私は、
不可抗力で一回だけ飼ったことがあります。
思いきり偏見ですけど、
大人で、
ザリガニをみずから飼おうと思って飼う人って
あまりいないと思うんですよね。
多くは、
夏、川遊びに行った子どもが、
ザリガニを捕って、
そのまま家に持ち帰ってきてしまい、
飼わざるを得なくなったというパターンなのではないでしょうか。
(家がそうなんですが、、)
それでも、命は命。
家に迎えたからには、
責任を持って最後まで飼わなくてはなりません。
そういうわけで、
今回のテーマは、
“初心者向けザリガニの飼い方”です。
これからザリガニを飼う予定がある方は、
ぜひ参考にしてみてください。
ザリガニの飼育は初心者でも簡単!
エビのような見た目に、
カニのようなハサミを持つザリガニは、
れっきとしたエビの仲間です。
川や沼といった
淡水に生息する生き物です。
ザリガニは、
魚と同じようにエラで呼吸をします。
陸でも呼吸ができる特殊なエラを持ち、
水中で酸素が不足したときは
水面で横向きになって呼吸をします。
ザリガニは、
エサが足りない、または単にストレスによって
共食いをすることがあるので、
単独飼育が基本です。
もし、
複数飼育する場合は、
土管や流木、植木鉢などを設置して、
隠れられる場所を作ってあげましょう。
ちなみに複数飼育の限界は、
60cm水槽で3匹までです。
水槽の水は浅めに、
水深5〜6センチメートルくらいが適当です。
水が深いと溺れてしまいます。
水深を深くしたい場合は、
水中に酸素を送り込むための、
外付けのエアフィルターを
水槽に取り付ける必要があります。
これは普通のお家にはないと思うので、
ホームセンターか、
専門のショップで購入してください。
エサは1日1~2回、
一度に食べきれる量を
少しずつ与えるのがポイントです。
エサをやりすぎると、
食べ残したエサで水が汚くなりますので、
一回の食事ごとに、
食べ残しはすばやく取り除きます。
それから、
初心者にありがちな失敗として、
“ザリガニに逃げられる”というものがあります。
動きがゆっくりなので油断しがちですが、
ザリガニはああ見えて好奇心旺盛で、
脱走の名人です。
エアポンプのホースをつたって、
軽々と水槽から出て行くことができます。
水槽のふたを、
ズレないようしっかりとしめておきましょう。
いろいろ書きましたが、
ザリガニは丈夫な生き物なので、
いくつかのポイントに気をつければ、
初心者でも比較的容易に飼うことができるペットです。
最後に、
水についての注意点をご紹介して、
記事を締めたいと思います。
水槽の水は水道水そのままでも大丈夫?
ザリガニの水槽に入れる水は、
水道水の汲み置きを使います。
なぜ汲み置きかと言うと、
水道から出たばかりの水は、
カルキが抜けていないため、
ザリガニの水槽に入れる水としては
向かないからというのが理由です。
ザリガニは元々、
中性〜弱アルカリ性の水の中に
生息する生き物ですので、
こうした処置が必要になります。
水道水をそのまま水槽に入れると、
カルキ(塩素)の影響で、
水中のアルカリ濃度が強くなりすぎるため、
ザリガニの身体にとってよくないのです。
水道水を必要な量だけバケツに溜めたら、
そのまま一昼夜置いておきます。
こうすることでカルキが抜けて、
ザリガニを中で飼っても大丈夫な水質になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
飼ってみた感想ですが、
ザリガニは、雑食で何でも食べますし、
かわいいかどうかはさておき、
初心者でも飼いやすいと思いました。
水の取り換えは、
慣れないうちはなかなかの力仕事で大変ですが、
一度に全部換える必要はなく、
半分ずつで良いです。
そうすれば
ザリガニを一旦水槽の外に出す手間が省けるということも、
飼って行くうちに分かってきました。
まるで初心者だった私でも飼えたので、
みなさんもきっと大丈夫だと思います。
参考になりましたら幸いです。