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七草粥はいつ食べる!?由来や意味と一緒に食べると合うおかずを紹介!

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お正月にはたくさんの豪華な料理を食べたりしますよね。

それが連日続くと、胃はだんだんと疲れてしまいます。

 

そんな弱った胃をいたわるために食べるのが「七草粥」です。

 

毎年食べているという方も、

これまで食べる習慣が無かったという方も、

七草粥について知識を深め、大人として恥ずかしくないよう

日本の風習に詳しくなりましょう!

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七草粥はいつ食べるの!?

 

七草粥というと、

お正月が終わる頃に食べるというイメージですよね。

 

でも、お正月という大イベントを終えて気が抜けているからか、

「昨日七草粥食べた?」と周りから言われて初めて、

「あ!昨日だったか〜」と気付くことってありませんか?

 

では、七草粥は具体的にいつ食べれば良いのでしょうか。

 

七草粥を食べる日は

毎年1月7日と決まっています。

 

この日は「人日(じんじつ)の節句」といって、

日本で5つある節句の中でも

一番はじめに訪れる季節の節目です。

 

3月3日の桃の節句や、

5月5日の端午の節句などはよく知られていますが、

他にも7月7日の七夕(しちせき)の節句、

9月9日の重陽(ちょうよう)の節句があります。

 

よく見ると、

どれも奇数でゾロ目の日付ですよね。

 

これは、節句の文化が中国から伝わったことに由来しています。

 

中国では奇数が縁起の良い日、

偶数が縁起の悪い日とされていました。

 

奇数月で奇数の日だと縁起がとても良いように見えますが、

奇数が重なると偶数になるということで

縁起が悪い日にあたるのだそうです。

 

そのため、邪気を払う目的で旬のものを食べ、

そこから生命力をもらう習わしがありました。

 

この文化が日本に伝わると、邪気を払うと同時に、

無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄など、

色々な願いを祈る文化へと変わっていったようです。

 

ちなみに、1月はこの流れで行くと1月1日じゃないの?

と思うかもしれませんが、1日はなにしろお正月。

 

節句以上の節目ですから別格扱いということで、

代わりに人を大切にする日の「人日の日」である

1月7日が節句になったのです。

 

七草粥の正式な行事の行い方は、

前日の夜に七草を刻んでおき、

1月7日の朝に朝食として食べます。

 

でも、朝は時間がないし、

お粥なんて朝から食べられないという方もいるかもしれません。

 

そんな時は無理して朝食べなくても、

夕食として食べれば大丈夫です。

 

1月7日に七草粥という行事をするという事が大切なので、

朝じゃなくても自分が良いと思うタイミングで問題ありませんよ。

 

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七草粥を食べるようになった由来と意味は?

 

先程少し触れましたが、

7日が人日の節句になったのも、

その日に邪気払いをするのも

中国にルーツがあることが分かりました。

 

では、人日の節句に七草粥を食べるようになったのは

いつ頃からなのでしょう。

 

唐の時代、中国では七種類の野菜が入ったお汁を飲むことで、

無病息災を願うという風習ができました。

 

一方、日本には平安時代から「若菜摘み」といって、

年初めに芽吹く若菜を摘み取る風習がありました。

 

その当時はお花見と同じような感覚で、

食べる事が目的ではなく、貴族の遊びの一種でした。

 

それが中国から入ってきた人日の日の文化と融合し、

室町時代には今のようにその年の無病息災を願う

「七草粥」が食べられるようになりました。

 

まだまだ寒さが厳しい時期にも関わらず、

それに勝る生命力で芽吹いた七草には、邪気を払って

体を元気にしてくれる力があると信じられていたようです。

 

実際それを裏付けるように、

七草の一つ一つにたくさんの栄養が含まれています。

 

せっかくなので、それぞれの効能を見てみましょう。

 

・ゴギョウ…喉の痛みや咳を緩和する。

・ハコベラ…利尿作用、止血作用が期待できる。胃の疲れをとる。

・セリ…免疫力アップ、食欲増進、疲労回復を助ける。

鉄分が多いので貧血にも効果的。

・ナズナ…ぺんぺん草のこと。解熱効果や尿作用がある。

・スズナ…カブのこと。便秘、胃炎、むくみ解消に効果的。

・スズシロ…大根のこと。便秘の解消や消化促進の効果。

・ホトケノザ…整腸効果や高血圧の予防。

 

これだけたくさんの効能を持つ七草を食べれば、

たしかに健康になれそうですよね。

 

お正月で疲れてしまった胃はもちろん、

これから始まる一年も

病気せず元気に過ごすことができそうです。

 

七草粥に合うおかずとは?

 

七草粥だけだとなんだか味気ない気がするけど、

どんなおかずが合うのか分からない…。

 

そんな時におすすめなおかずをご紹介します。

 

「胃を休め、無病息災を願う」という本来の目的を考慮すると、

シンプルで基本的な和食が良いでしょう。

 

お粥自体があっさりしているので、

少し塩気のあるものだと相性もよく食がすすみます。

 

ただ、夕食に七草粥を食べる場合は、

もっとがっつりしたおかずを食べたいという

リクエストがあるかもしれません。

 

そんな時は肉料理に加えて、野菜をたっぷり使った

副菜やお粥のトッピングなんかを用意すると

栄養バランスも良く満腹になります。

 

<魚料理>

・鮭の塩焼き

・塩サバ

・アジの開き

・ホッケの開き

・サバの味噌煮

・カレイの煮付け

・銀鱈の煮付け

・鯛の酒蒸し

 

<肉料理>

・唐揚げ

・肉豆腐

・鶏つくね

・豚の角煮

・酢豚

・餃子

 

<副菜>

・きんぴらごぼう

・ほうれん草のお浸し

・いんげんの胡麻和え

・だし巻き卵

・茶碗蒸し

 

<お粥のトッピング>

・海苔の佃煮

・梅干し

・とろろ昆布

・明太子

・桜エビ

・しらす

・たくあん

・高菜

 

まとめ

 

七草粥は日本古来から伝わる、

伝統的な文化です。

 

最近では七草粥の時期になると、

七草が一つの袋にセットになって売られているので、

これまで食べたことが無かったという方もぜひ作ってみてください。

 

七草の一つ一つを確認して、

どんなことを願って食べるのか話しながら

ご家族で一緒に作るのも楽しいかもしれません。

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