泥棒はあらかじめ、
下見をしてから空き巣に入るというのを聞いたことがあるでしょうか?
泥棒はたまたま通りかかった家に入ることは、
ほとんどないようです。
また空き巣は下見をした家に、
目印を付けているとも言われています。
そこで今回は空き巣被害を未然に防ぐため、
泥棒がどうやって空き巣に入る家を見つけるのか
その手口について調査しました。
空き巣は下見をして目印を付けている!?
空き巣は事前に入念に下見を行って、
ターゲットとなる家の住人についてもチェックしています。
その家の家族構成や何時ごろ家を出て、
何時ごろに帰宅するのかなどをチェックします。
下見をする時は、セールスマンや作業員を装っていれば、
住宅地をうろうろしていても怪しまれずに下見することが出来るので、
実は皆さんも空き巣とすれ違っているかもしれません。
また下見をした時に、
以下のような目印を付けていく場合があります。
☆ S/1=一人暮らし
☆ F=家族
☆ M=独身男性
☆ W=独身女性
☆ D/大=大学生
☆ A=アルバイト
☆ ロ=老人
☆ R/ル=留守
☆ 8-17R/ル=8時から17時は留守
(817のように数字だけの場合もあり)
☆ 20=20代
☆ お金のマーク=お金持ち
空き巣は下見をした時に、目印を玄関ドアの下の方やポストの裏、
ガスメーターの下などの目立ちにくい場所に残していきます。
目印は文字やマークなどを書いている場合もあれば、
シールの場合もあります。
ただのイタズラなだけかもわかりませんが、
とにかく怪しい文字やマーク、シールを見かけたらすぐに落としましょう。
空き巣の下見でインターホンを鳴らすのは在宅確認?
泥棒は空き巣に入る前には、
必ず下見をしています。
プロの泥棒でも下見は2回、多いと4回ほど下見をするようです。
空き巣は下見をして、「何が盗めるのか」ではなく
「入りやすく逃げやすい家かどうか」を考えています。
また、泥棒は「忍び込み」や「居空き」と呼ばれるように、
家に人がいる時間でも侵入する場合もありますが、
大抵は、家に誰もいない時に侵入して犯行を行う「空き巣」が多いです。
空き巣は家に侵入する前には、
その家が留守かどうかを確認するためインターホンを押して
留守を確認しています。
インターホンが鳴ったので出てみたら、
誰もいなかったということはありませんか?
「ピンポンダッシュ」のようなイタズラかもしれませんが、
もしかしたら空き巣が下見をしに来た可能性もあります。
インターホンを押して誰も出てこなければ、
その家が留守だと分かります。
対策としては、
録画付きのインターホンを設置するのがおすすめです。
さらにインターホンのボタン付近に「録画中」と書いておけば、
空き巣は証拠が残ることを恐れますので、
インターホンを押すのもためらうでしょう。
まとめ
泥棒は空き巣に入る前に必ず下見をしています。
下見で「この家は入りにくい家だ」と思わせれば、
被害にあう確率も低くなります。
防犯対策としての補助錠や防犯カメラの設置も有効だとは思いますが、
それ以外にも普段の生活の中で出来ることもあります。
空き巣が犯行を思いとどまったのは
「地域住民の監視の目によって犯行をあきらめた」
というのが一番の理由になっているようです。
このことから分かるように、
普段から住民同士でのあいさつが活発に行われていれば、
空き巣が下見をしている時点で
「不審な人がいる」と判断できるようになります。
最近では、ご近所同士の付き合いも少なくなっていますが、
顔を見かけたら挨拶ぐらいはしておきたいですね。
地域全体で防犯意識の高さを示しておけば、
その地域での犯罪も少なくなっていくでしょう。