隣の家の庭の木の枝が伸びてきて、
自分の庭に落ち葉をまき散らすようになったら、
あなたはどう思いますか?
普通は、うちの敷地内にはみ出してきている分だけでも切ってしまいたいと、
こう思うのではないでしょうか。
ただ、迷惑してるんだから伐ってしまえと思う一方で、
やや不安なのが、何うちの財産を勝手に傷つけてくれてるんだ!という、
お隣からの逆ギレ、、、
こんなときは、どうしたらよいのでしょうか。
今回は、隣の家の木の枝が敷地内に侵入してきて迷惑している場合、
それを切ってしまっても大丈夫なのかどうかについて、
ご紹介したいと思います。
隣の木の枝は勝手に伐採しても大丈夫!?
結論から言うと、
隣の木の枝を勝手に伐採することはできません。
切るときは、
その木の持ち主である隣の家の人の責任において切ることになります。
自分で切るにせよ、業者を呼ぶにせよ、
その場合の費用は、その持ち主の方が負担することになりますので、
あなたの方へ請求が行くことはありません。
でも、だからこそ切る切らないでもめることが多いのも事実です。
そりゃあそうですよね。
枝を切ってほしいのはこちらで、
隣の家の人には何の実害もないわけですから、、、
くれぐれも邪魔だからといって、
勝手に切ったりすることがないよう気をつけてください。
人の家のものに勝手に手を出すと、
相手から損害賠償を請求されてしまうおそれがあります。
隣地から伸びてくる枝については、
法律で決まっていることもありますので、
自分の家の敷地内に枝が侵入してきたときには、
その木の持ち主に枝を切ってもらいましょう。
また、特に実害をこうむっているのでないかぎり、
むやみに枝を切らせることもまた、できないようになっています。
枝から落ちてくる葉っぱがあまりにも多く、
たとえば屋根のところの雨どいが落ち葉で詰まって、
屋根のそこかしこから雨水がこぼれ落ち、
外壁の汚れや床下浸水につながるおそれがあるような場合には、
堂々と、枝を切ってくださいとお隣に要求することができます。
落ち葉の掃除が毎日大変というだけでも、
立派な理由になります。
とにかく勝手に切ることだけはまずいので、
まずはお隣と話し合いをしましょう。
隣の木の落ち葉の掃除はどっちがする?
隣の木は隣の家の人のもので、
枝1本とはいえ勝手に切ってはいけないことがわかりました。
では、その枝から次々に落ちてくる枯れ葉はどうでしょう。
やはり、もとをたどればその家の人が落とした“ゴミ”と言えるものですから、
掃除もその人にしてもらいたいですよね。
ですが実際に、お隣さん同士という間柄でそこまで要求するのは、
むずかしいだろうと思います。
雨どいに詰まった枯れ葉の撤去作業なんて危なくて、
自分では絶対にやりたくないと思う人が大半だと思います。
しかも、自分の家の木から落ちたものでもないのに。
気持ちの上では、庭に落ちた枯れ葉の掃除も
隣の人にやらせたいところですが、
実際にそれをやってしまうと、
あなたが近所で“怖い人”という評判を立てられる可能性が高いので、
あまりおすすめできません。
ただ掃除を始める前に、お隣に声をかけて、
被害の状況を見てもらい、
「私は今からこの大量の落ち葉を掃除します」
「毎日します。」
「わずらわしくて、とても大変です」
ということを伝えることができれば、
お隣にも、あなたの大変な心境が伝わります。
その上で、枝を切ってもらえないだろうかと相談すれば、
きっとスムーズに事が運ぶでしょう。
それで、十分ではないかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
隣の家の木の枝が敷地内に侵入して、
落ち葉をまき散らす時の対処法についてご紹介してきました。
参考になりましたら幸いです。