人に元気や勇気を与えてくれる音楽。
その感じ方や楽しみ方は人それぞれですが、その感覚の違いによって不快な気持ちになってしまうこともあります。
今回は「絶対音感」を持つ人について詳しく解説していきます!
絶対音感がある人がうざい3つの理由!
それぞれ詳しく紹介していきます。
音程のミスを指摘してくる
この理由が1番多いのではないでしょうか。
楽しく聞いていた音楽番組対して「ピッチ外れてて気持ち悪い」、
ストレス発散も兼ねたカラオケで「半音ずれてるよ?ガイドボーカル入れようか?採点とか」、
など言われてしまうと、
絶対音感が無い人からしてみれば、神経質で意地が悪いように感じてしまうことが多いです。
これは絶対音感の人にも2パターンあります。
「絶対音感」であることに誇りを持っていてひけらかしたい場合
これは人間性の問題です。
「自分には特殊な感覚があるんだぞ!」という自慢も兼ねているパターンですね。
絶対音感に限らずこういう人は存在します。
【体験談】
昔の大学のサークルで、栄養学を学んでいる学科の人だけ酷く嫌われていました。
他の人が美味しく料理を食べている時に「それすごいカロリー高いよ」「よくそんなの食べれるね、健康寿命縮むよ」等の発言が多く、サークル全体で栄養学自体が少し嫌がられているような雰囲気でした。
頭の良い人だったので、得た知識をアウトプットしたいという気持ちがあったのかもしれませんが、完全にやり方を間違っていますよね。
お分かりでしょうが、これは栄養学の知識があることが悪い訳では無く、その人自身に問題があります。
自分の知っていることを言いたい!指摘したい!という気持ちが、その場の雰囲気に水を差すということよりも先行してしまう人とは、絶対音感に限らず距離をとった方が良いでしょう。
本当に神経が過敏な場合
絶対音感を持っていない人には分からない感覚ですが、持っている人からすると、「音程が外れている」というのがとにかく不快に感じるそうです。
「こっちは気にならないから、やいやい言わないでよ!」という気持ちになるのも分かりますが、絶対音感を持っている人もその人にしか分からない苦労があります。
楽しい雰囲気を壊すつもりは無いけど耐えられないという状況で指摘している可能性もあります。
今後も仲良くしたいのであれば、シンプルにその人の「苦手なこと」として受け入れてあげられると良いですね。
爆速で耳コピする
音楽に携わっていると絶対音感の人の覚えの速さには度肝を抜かれます。
1回聴いただけである程度マスターしてしまうのがすごいところです。
何日も読み込んで暗譜した曲をこのように簡単に歌えたり、演奏できたりしてしまうと、自分の努力が虚しく悔しくズルいように思えてしまうこともありますよね。
その感覚は正常です。
自分はなんて嫌な奴なんだなんて思わないでくださいね。
でもそれをきっかけで絶対音感の人を毛嫌いするのもお門違いです。
人には人の個性、得意なこと、不得意なことがあるので、自分の出来ることを伸ばしていきましょう。
楽譜読み込みを怠りがち
先程ご説明したように、暗譜、音楽の大筋を掴むのが人より早い分、周りがそこに追いつくまでの間サボってしまう人もいます。
細かいところの読み込みが甘かったり、表現があまり出来なかったり、ということがあるようです。
さて、これも別の問題に置き換えてみましょう。
塾で学校の授業より先まで勉強しているAくん。
皆が授業で初めて必死に覚えている中、余裕を感じて遊びまくり、足並みが揃った時にはケアレスミスを連発。
クラスの平均点を下げる程になってしまいました。
Aくんは塾に行っていて人より勉強を進めていたことが悪かったのでしょうか?
違いますよね。
Aくんはきちんと復習をし、皆が追いつく前により先の勉強を続けて周りに教えられる子にもなれたはずです。
でもみなさん、Aくんと同じ状況になった時、本当にそのようにできますか?
環境や才能に恵まれて他人より有利な立場でスタートできる状況だと、多くの人間は余裕を感じてしまうものです。
でも絶対音感を持たない人からすれば、未知な感覚ですし、自分もそんな力があったらもっと色んなことができるのに!自分だったらやるのに!思ってしまうのもまた仕方の無いこと。
そういった経緯から「才能にかまけてサボっててずるい」なんて思ってしまいがちですが、実際当人となるとなかなか難しいのかもしれません。
「絶対音感」自体を「超特別な才能」ではなく、1つの個性として見てあげると良いかもしれませんね。
絶対音感がある人の割合は?
特別な訓練を受けることなく絶対音感がある人は、「プロの音楽家の場合」で約5%。 一般の人では20万人に1人、つまり0.0005%です。
これは……先程個性と言いましたが「特別な才能」であることには間違いないですね……。
ただ「才能」というからには「生まれつき」のものなイメージがありますが、実は訓練すれば身に付けられる技術でもあります。
音大の学生向けに絶対音感のテストを行ったところ、6割が基準値を超えたというデータもあります。
やはり音楽に長い時間触れていると身に付ける機会も多いのでしょう。
ですから絶対音感を持っている人には「生まれつきの才能」の場合もあれば、努力して努力して手に入れた「技術」の場合もあるわけです。
絶対音感がある人の特徴3選!
それぞれご紹介していきます。
音楽を聴きながら作業をしない
これは絶対音感を持つ人のあるあるです。
しないというより「できない」のだそう。
全て音階として認識されてしまうので、他のことに集中が出来なくなってしまうのだとか。
音楽に携わっている割にあまりBGMをかけないな……という人はもしかしたら絶対音感かも!
カラオケは原キー一択
一般的にも元々知っているピッチでないと、違和感を感じて気持ち悪いという人もいますよね。
お察しの通り絶対音感を持つ人には顕著に表れます。
調整して歌うことも出来るけど、なんだかしっくり来ないということが多いようです。
幼い頃音楽に触れていた
絶対音感を後天的に身に付けるため、推奨されている期間は1歳〜5歳と言われています。
そのため本人の資質もありますが、その時期に音楽に多く触れている環境で育った子が比較的多いと予想できます。
小さい頃からピアノやリトミックなどの習い事をさせてもらえていた経済的余裕がある家庭もそうですが、私の知り合いには、親が洋楽、ロックが好きで小さい頃からよく聞いていて絶対音感を持っているという人がいます。
もしかしたら関係があるのかもしれませんね。
まとめ
人が持っていないものを持っていると、羨ましくなったり理解が出来なかったりすることも多いですが、身近にいたら是非その感覚がどのようなものなのか、本人から聞いてみたいですね!
ちなみに絶対音感の人に、「この音分かる?これは?」と質問攻めにするのは、やられすぎていてうざいと思われてしまうようです。
注意しましょう。
お互いうざいと思わずに、お互いの良いところを見つけあっていければ良いですね♪