肌寒くなる秋には一枚でそのまま使えて、
本格的に寒くなってきたら、
布団と併用して使うことができる毛布は、
気温に合わせて簡単に調節できる優れものです。
でも、暖かくて使いやすい反面、
洗濯するには重たくて乾きにくいのが難点です。
そのため、天気の良い日に外に干すだけで、
洗うのはシーズンが終わってしまう時の一度だけ
という人も少なくありません。
しかし毛布には意外と、埃や菌、ハウスダスト、ダニなど、
目に見えない雑菌がたくさんついています。
アレルギーの原因ともなりうるこれらの雑菌は、
大人だけなら未だしも、
小さい子供も使うような毛布にいてもらっては困りますよね。
また、寒い時期でも寝ている間には
たくさん汗をかいているものです。
その汗による湿気で、
毛布にカビが生えることもあります。
今回は、毛布は干すだけではダメなのか、
そして意外と知られていない
毛布のベストな洗濯頻度などを解説していきます。
難しいと思われがちな毛布の洗濯ですが、
自宅で出来る簡単なセルフクリーニングの方法もご紹介するので、
そろそろ毛布をしまおうかと思っている方は必見ですよ!
毛布は洗わないで干すだけではダメなのか!?
毛布のいつものお手入れとして、
・除菌スプレーをする
・天気の良い日に外に干す
などが一般的かと思います。
除菌スプレーは手軽に除菌・消臭することができるため、
最近は多くの家具や衣類などにも使用されますが、
あくまで一時的な効果しか期待できません。
スプレーによって臭いが無くなっても、
それは臭いをコーティングしているだけで、
洗濯して洗い流すのとは全く違います。
汚れや汗、雑菌なども同じです。
一見除菌して綺麗になったようでも、
実は汚れは無くなったわけではなく、
どんどん蓄積されています。
では、毛布を干すのはダメなのでしょうか。
普段のお手入れとしては「陰干し」がおすすめです。
月に2回程度、天気の良い日に2時間ほど陰干ししましょう。
風通しの良いところに干すと、
湿気もなくなるのでカビも発生しにくくなります。
「ダニを退治するために天日干しの方が良いんじゃないの?」と
疑問に思う方もいるかと思います。
実は、天日干しぐらいの温度では
ダニを退治することは難しいのです。
実際に、毛布を天日干しした際のダニの生存率は
7〜9割という高い数値を示すデータもあり、
天日干しだけでは不十分だということが分かります。
ダニを死滅させるために最も手っ取り早いのは
コインランドリーの乾燥機を使うことです。
コインランドリーは家庭用の洗濯機よりも高温で、
一気に乾燥させるため、
ダニが気になるときにはとても便利です。
しかし、毎回コインランドリーに持っていくのも大変だし、
出来れば自宅で綺麗にしたいところですよね。
実は、コインランドリーで洗濯や乾燥をするのは、
シーズンが終わる時と、次に使い始める時の年2回で十分です。
普段は天気の良い時に陰干しをして、
月に1度は自宅で洗濯をするのがベストでしょう。
自宅で簡単に毛布を洗濯できる方法
難しそうと敬遠されがちな毛布のセルフクリーニングですが、
最近の洗濯機にはどれも「毛布コース」のボタンがあるように、
とても手軽に洗うことができます。
ただし、注意しなければならないのが、
毛布のタグに書いてある洗濯表示です。
「手洗いマーク」や「洗濯機マーク」が書いてあれば、
自宅で洗濯することができるということです。
反対に「水洗い不可」となっていたら、
潔くクリーニング屋さんにお任せしましょう。
水洗いが出来ることを確認したら、
毛布をじゃばら折りにして洗濯ネットへ入れましょう。
汚れている部分は、
あらかじめピンポイントで手洗いした方が汚れも落ちやすいです。
洗濯ネットへ入れたら、「毛布コース」に設定して、
エマールなどのおしゃれ着用洗剤を入れて洗濯します。
「毛布コース」が無かったら、
「弱流水コース」「手洗いコース」でも大丈夫ですよ。
洗濯が終わったら、
物干し竿を2本使ってM字になるように干すと乾きも早いです。
お天気の良い日に洗濯して、
中までしっかり乾かしてくださいね。
まとめ
毎日肌に触れる毛布も、
時々陰干しして月に1度洗濯をすれば、
清潔に保つことができます。
洗濯機任せで出来てしまうので、
普段の洋服の洗濯と同様とても簡単ですよね。
年に2回はクリーニング屋さんに出すか、
コインランドリーに持って行くかすれば、
中までしっかり殺菌することができるので安心ですよ。