「厄年」は、悪いことが起こる年という言い伝えがあり、それは平安時代から受け継がれてきた風習ですが科学的根拠はありません。
生活習慣が変わったり更年期などが関係して、精神的にも肉体的にも変化が起こりやすい時期なので厄を払いましょうというものです。
一般的には女性が19、33、37、61歳、男性が25、42、61歳が本厄、そしてその前後の年を前厄・後厄として3年間身を慎しみます。
厄年は、現在の年齢ではなく数え年なので「満年齢+1歳」です。
そして男性は42歳の厄年が当て字で四二「死に」、女性は33歳が三三「さんざん」と読める事から「大厄」とされています。
厄年には転職や結婚などをすることは縁起がよくないとされています。
では、離婚はどうなのでしょうか?
厄年の離婚は縁起がいい?それとも悪い?
結論から言ってしまうと縁起がいいか悪いかというよりも気持ちの問題です。
夫婦生活が上手くいっていないなど、悩みを抱えている人は多いと思います。
辛い結婚生活に終止符を打って、新しい生活に一歩踏み出すことで気持ちは楽になり、厄を取り払ったかのように気持ちは変わります。
夫婦関係など上手くいかずに悩んでいる人が気持ち的に楽になれるので、縁起がいいと言われたりもしますが、結果的には自分の気持ちの問題です。
縁起がいいか悪いかどちらなのかという科学的根拠などはありません。
厄年に離婚を考える女性は多い!?
厄年となると多くの人が気にして日々生活をしています。
そんな厄年には女性の方が多く離婚を考えます。
それは、厄年を迎える年齢に関係していて、実際に離婚率が高い年代が30代なんです。
結婚、出産、仕事復帰を経験して、人生を見つめなおした時に「離婚」を考えるのです。
特に厄年と離婚の関係性はありませんが、女性の多くが厄年に離婚を考えたり実際に離婚をする人が多いと言われる理由はいくつかあります。
そもそも女性は30代に2度訪れるため30代のほとんどが厄年になります。
本厄が33歳と37歳なので、その前後の前厄・後厄も含めると30代のうちの6年間も厄年になります。
日々の結婚生活の中で、女性の方が男性よりも家庭を見ていたりすることが多いからなのか、男性よりも女性が離婚を考える事が多い時期ではあります。
再婚や出産を考えた離婚
30代ならば正直言って離婚をしてもまだ再婚や出産を考えても余裕があります。
新しい家庭を築くこともできる年齢なので、前向きに離婚を考える人も多いです。
再婚や新たに別のパートナーとの子供を考えても十分余裕があるので、無理して我慢してまで嫌な気持ちになるパートナーといるという考えはなくなります。
今の相手との限界を感じる
結婚の平均年齢は29歳ですが、今の時代20代前半に結婚する人も増えています。
結婚して数年経ち、結婚当初は我慢できていたことでも限界がくることも増えます。
ましてや、子供がいると女性は子育てをしていくうちに、さらに性格の不一致を感じてしまう場面も増えてしまい離婚を考える事が多くなります。
日頃から些細なことでも不満に感じたり、イライラすることがあればこれを機に離婚して新たな生活を考える人も増えるので離婚する女性は多いです。
自立できると感じている
現代では、子育てをしながらも正社員で働く女性はとても増えています。
シングルマザーになったとしても、女性のお給料だけでも十分に子育てができます。
自身のお給料だけで子育てもできるのであれば離婚をしても平気ではないか、という考えもでてくるため離婚を考える女性が増えます。
実際シングルマザーで子育てをしている方も多いのが現実です。
なので、不安に思う人は離婚する前に事前に仕事を探してすでに決めていたり、すでに仕事をしている人は新しい新居を探したり行動に移している人も多いです。
厄年での離婚!厄払いの方法は?
厄年での離婚というのはなんだか不気味ですよね。
気になるのでしたら厄払いが一番です。
厄払いのタイミングとしては特に決まりがあるわけではありませんが、年始の初詣のときに合わせて行うのがおすすめです。
近くの神社や厄払いをしてくれる神社に行って厄払いをしてもらいましょう。
祈祷料は一般的に、3,000円~5,000円でできれば新札が良いです。
また、祈祷料は熨斗袋や白い封筒に入れます。
【表面に書くこと】
- 神社の場合:上段に御初穂料、下段に自分の氏名
- お寺の場合:上段に御布施、下段に自分の氏名
ちなみに、熨斗袋を使用する際は、紅白の蝶結びの水引きの掛かったものが良いでしょう。
まとめ
女性の場合30代の半分以上が厄年なので離婚と厄年が重なることが多いです。
科学的根拠などは特になく、縁起の良しあしも自分自身の気持ちの問題です。
結婚してちょうど数年が経ち、女性からすると子育てをしていく中で相手との性格の不一致や我慢の限界になり離婚を考え、そして離婚する人が多いです。
ですが、それが厄年だからではありません。
中には厄年に離婚するのは厄を落とすと言われることもあり、厄年のタイミングにする人もいるでしょう。
ですが、それにはこれといって科学的根拠はありません。
厄年は災いが起こる年と言われているので、離婚して新たな生活を始めることで気持ち的に楽になるので、そういう意味で気分が良いので縁起が良い、厄年に離婚するのが良いと言われています。
家庭を日ごろから見ている女性だからこそ不満も多いでしょう。
中には仕事をしながら子育てや家事をする女性もいるでしょう。
それなのに、男性は仕事から帰ってきても家事や育児をしなかったりと女性が不満に感じる行動をとる人もいます。
もし、離婚をされたくない男性は日ごろの自分の行動を良く考えてみましょう。